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春高2025

苦しみながら金蘭会、大阪国際滝井が出場権獲得【春高大阪女子予選】

  • 高校生
  • 2021.11.01

 第74回全日本高等学校選手権大会(春の高校バレー)の大阪府代表決定戦(女子)が10月31日(日)にフィットネス21東淀川体育館(大阪市立東淀川体育館)で行われ、金蘭会が11年連続11回目、大阪国際滝井が3年連続23回目の本戦出場を決めた。

 

 

【大阪府代表決定戦・女子準決勝フォトギャラリー】

 

 

 インターハイ3位の金蘭会は、3年生が引退し1、2年生のみの城南学園と代表決定戦を戦った。第1セットは序盤から相手の粘り強いレシーブから土屋美咲と西碧月にスパイクを決められ、リードされる展開に。しかし、エース吉武美佳のサーブから4連続得点で逆転すると、ライトの上村杏菜のアタックや井上未唯奈のクイックで徐々に点差を広げた。終盤に3連続得点を許し、22-20でタイムアウトを取ったが、その後吉武がスパイクを決めてセットを先取する。

 第2セットも序盤こそ競り合ったものの、井上の3得点を含む6連続得点で11-6と一気にリードを広げ、ストレート勝ち。1、2年生中心の若きチームが、全国で3年ぶりの頂点を目指す。

 

 

11年連続11回目の出場を決めた金蘭会

 

吉武美佳(金蘭会)「インターハイでミドルブロッカーとライトの攻撃が機能せず、課題として練習してきました。勝ててほっとしましたが、なかなか自分たちの展開にできなかったので、修正して春高に臨みたいです」

 

 

得点をあげ喜ぶ金蘭会の選手たち

 

土屋美咲(城南学園)「第1セットは自分たちの雰囲気を作れて、点が決まると全員が全力で喜ぶことができてよかったです。来年は自分たちも最後。下級生が付いてくるようなバレーができるようにしたいです」

 

 

1、2年生のみのチームで挑んだ城南学園

 

 

 昨年度春高準優勝の大阪国際滝井は、部員9名のPL学園と対戦。第1、第2セットはPL学園にサーブレシーブを乱され、トスが藤原絢奈と伊藤アリシアの両エースに偏る展開に。そのスパイクを粘り強いレシーブでつないだPL学園のエース内田千晴キャプテンに前衛後衛問わずスパイクを決められ、第2セット終盤までリードを許す。しかし、レシーブを立て直すと、セッターの濱田真友を中心とした多彩な攻撃を仕掛け、逆転でフルセットの熱戦を制した。

 

 

フルセットの末に春高本戦への出場権をつかんだ大阪国際滝井

 

濱田真友(大阪国際滝井)「相手の気持ちのこもったプレーに押されてしまい、安全にプレーしてしまいました。春高では自分たちの悪い流れが出ないように、前回よりも全員で戦う気持ちを持っていきたいです」

 

 

巧みなトスワークをみせた濱田真友(大阪国際滝井)

 

内田千晴(PL学園)

「ケガで欠けたら代わりの選手がいないので、全員が気を張って、一つになることを意識してきました。第1セットはムードよく取れましたが、この日のためにチームを作ってきたので、悔しい気持ちがいちばんです」

 

 

エースでキャプテンの内田千晴(PL学園)

 

 

<試合結果>

金蘭会高 2-0城南学園高

(25-21, 25-15)

 

大阪国際滝井高 2-1 PL学園高

(22-25, 25-22, 25-11)

※抽選の結果、第1代表が大阪国際滝井、第2代表が金蘭会

 

 

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