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春高2025

[イタリア21/22]第16節 ミラノは連勝で2022年好発進

  • 海外
  • 2022.01.09

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2020/21シーズンは第16節(後半第3節)が行われました。

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

ジェスキーが連日のチーム最多得点 大砲パトリも通算1000得点達成

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第13節》ミラノ 3-2 ターラント

(27-29,25-22,25-16,21-25,15-10)

(現地1/2)

 延期されていた第13節が2022年最初のゲームとなったミラノ。アウェーに乗り込んでの一戦は第1セットこそ計4本のブロックポイントを許して落としたが、第2、第3セットではお返しとばかりに、いずれも計5本のブロックシャットを浴びせて反撃。選手を交代したターラントに第4セットを奪われたが、最後は競り勝った。MBマッテオ・ピアノ(イタリア)が両チーム通して最多6本のブロックポイントをマーク、OHトーマス・ジェスキー(アメリカ)が最多23得点と、経験豊富な面々が頼れるパフォーマンスを披露した。

 

<新年白星スタートを切ったミラノ>

 

◆《第16節》ミラノ 3-1 ピアチェンツァ

(31-29,23-25,25-22,25-18)

(現地1/6)

 第1セットから競り合いとなった一戦はホームのミラノが勝利。OHジェスキーの最多19得点を筆頭に、OPジャン・パトリとMBバルテレミ・シネニエズ(ともにフランス)が15得点と並び、OH石川祐希(日本)も14得点。これにMBピアノも3本のブロックポイントを含む11得点と続き、ミラノは5選手が2桁得点と分厚い攻撃を展開。ピアノがMVPに選出されたほか、パトリがセリエA三季目にして通算1000得点突破を果たしている。

<ジェスキー(写真右端)は攻守で頼もしい存在だ>

 

*****

 

◆《第18節》ピアチェンツァ 3-0 モンツァ

(25-23,25-17,34-32)

(現地1/2)

 前倒しで実施された第18節(後半第5節)。ホームのピアチェンツァはOPアディス・ラグンジラ(トルコ)とOHフランチェスコ・レチネ(イタリア)がチーム最多13得点と並び、最終セットの競り合いを制してストレート勝ちを収めた。

<試合のMVPに選出されたレチネは将来を有望視される選手だ>

 

++++

◆《第18節》トレンティーノ 3-2 ペルージャ

(25-21,21-25,26-24,22-25,15-11)

(現地1/2)

 同じく第18節(後半第5節)で、新年早々から熱いバトルを繰り広げたのはトップ4の両者。OHウィルフレド・レオン(ポーランド)の最多5本のサービスエースなど果敢に攻めたてたペルージャに対し、トレンティーノはOHマテイ・カジースキ(ブルガリア)が最多20得点、OHアレッサンドロ・ミケレット(イタリア)が17得点と続いたほか、OPダニエレ・ラビア(イタリア)が最多5本のブロックポイントをあげるなど攻守で最後は上回り、シーソーゲームを制した。

<レオン(写真コート手前)のアタックをMBスレチコ・リシナツ(セルビア/同コート奥右から2番目)が中心となってはね返す

 

++++

◆《第16節》ターラント 2-3 モンツァ

(25-22,23-25,25-19,18-25,10-15)

(現地1/5)

 アウェーのモンツァはOHドノバン・ジャボロノク(チェコ)が両チーム通して最多32得点と大暴れ。ジェルジ・グロゼル(ドイツ)に代わってOPに入るウラド・ダビスキバ(ベラルーシ)が22得点と続き、フルセットの末に勝利した。ターラントもOPジュリオ・サッビ(イタリア)が最多22得点、OHルイジ・ランダッツォ(イタリア)が20得点をあげるなど勝利まであと一歩に迫った。

<モンツァのジャボロノク(写真中央)が力強いパフォーマンスを披露

 

++++

◆《第16節》モデナ 3-1 ビーボ・ヴァレンティア

(25-22,21-25,25-22,25-22)

(現地1/6)

 ホームのビーボ・ヴァレンティアはMBフラビオ・グアルベルト(ブラジル)が4本のブロックポイントを含むチーム最多14得点の健闘を見せる。しかし、エースOHイアルバン・ヌガペト(フランス)の最多21得点を筆頭に、4選手が2桁得点をあげるなど分厚い攻撃を展開したモデナに軍配が上がった。なおビーボ・ヴァレンティアはケガで離脱していたOP西田有志(日本)がベンチメンバーに登録された(出場機会はなし)。

<モデナはSブルーノ・レゼンデ(ブラジル/写真中央)が攻撃を組み立てる>

++++

 

◆《第16節》ルーベvs.トレンティーノ/チステルナvs.ヴェローナ/ラヴェンナvs.パドヴァ

…新型コロナウイルスの陽性反応者が出たため、試合は延期が決定

++++

◆《第16節》休息チーム:ペルージャ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第16節終了時点==

1 ペルージャ 132(勝ち点41)-

2 モデナ 113(勝ち点31)▲

3 ルーベ 103(勝ち点31)▼

4 トレンティーノ 104(勝ち点31)▼

5 モンツァ 87(勝ち点22)-

6 ピアチェンツァ 76(勝ち点21)-

7 ミラノ 76(勝ち点20)▲

8 パドヴァ 77(勝ち点17)▼

9 チステルナ 410(勝ち点14)-

10 ヴェローナ 59(勝ち点13)-

11 ターラント 310(勝ち点12)-

12 ビーボ・ヴァレンティア 39(勝ち点9)-

13 ラヴェンナ 0勝12敗(勝ち点2)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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