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春高2025

RUS20/21[第16&17節]強敵に連勝! ケメロヴォ新年を好スタート

  • 海外
  • 2021.01.14

世界三大リーグと称される、イタリア、ロシア、ポーランドから、ロシア・スーパーリーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE from RUSSIA with LOVE』。新年が明けました。白熱のリーグ戦で、2021年のスタートダッシュを切ったのは、どのチームだ(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

 

 

ケメロヴォがストレート勝ちでカザンにリベンジ! 新年は連勝発進

[MATCH OF THE ROUND](現地1/10)

◆《第17節》クズバス・ケメロヴォ 3(43-41,18-25,25-20,25-23)1 ゼニト・カザン

 第15節(現地12月25日)のニジネヴァルトフスク戦で黒星を喫し、2020年を終えたケメロヴォ。とはいえ、試合後まもなくしてエースOPイバン・ザイツェフ(イタリア)は、単身赴任から帰宅し家族との再会を喜ぶ動画(奥様はその場で泣き崩れていらっしゃいました)をインスタグラムで投稿するなど、年末年始でしっかりとリフレッシュした様子だ。

 

 その効果はてきめんだったか。年が明けて、新年初戦の第16節(現地1月6日)ノヴォシビルスク戦で、ザイツェフはチーム最多17得点を挙げて強敵撃破に貢献。勢いは止まらず、続く第17節では前半戦はストレートで敗れていたカザンを相手に今度はストレートで勝利を収める。ザイツェフは両チーム通じて最多24得点の活躍を見せた。強豪チームとの2連戦をクリアし、最高の2021年スタートダッシュを切った。

チームロゴの熊のごとく吼えるザイツェフ

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◆《第16節》ゼニト・カザン 3(22-25,25-22,25-17,25-19)1 オイルマン・オレンブルク

(現地1/5)

 首位で2020年を終えたカザンは新年初戦でオレンブルクと対戦。第1セットを落としたものの、しっかりと立て直し逆転勝利を収める。OPマキシム・ミハイロフ(ロシア)が両チーム通じて最多23得点の活躍。オリンピックイヤーはファンもとい国民の声援が、プレーを後押しする。

 

◆《第16節》ディナモ・モスクワ 3(23-25,21-25,25-20,33-31,15-13)2 ウグラサモトロル・ニジネヴァルトフスク

(現地1/6)

 ロシアカップ王者のモスクワは新年初戦のニジネヴァルトフスクをフルセットの末に下し、白星発進。この日はOPツベタン・ソコロフ(ブルガリア)を温存、代わりに入ったOPロマナス・スクレビチャス(ロシア)が23得点をあげた。

 

◆《第16節》ゼニト・サンクトペテルブルク 3(25-19,25-14,17-25,25-23)1 ウラル・ウファ

(現地1/5)

 サンクトペテルブルクは新年初戦となる第16節でウファを相手に、驚愕のチーム合計18本のブロックポイントをマーク。MBイバン・ヤコブレフ(ロシア)、MBパシツキー・ドミトリー(ロシア)が共に6本をあげた。OPビクトル・ポレタエフ(ロシア)の22得点も霞む、ミドルブロッカー陣の活躍だった。なお、続く第17節のニジネヴァルトフスク戦でも、サンクトペテルブルクは合計16本のブロックポイントを上げて勝利。世界に誇りしブロック大国、その片鱗がここにはある。

◆《第17節》ゼニト・サンクトペテルブルク 3(25-14,25-19,25-17)0 ウグラサモトロル・ニジネヴァルトフスク

(現地1/11)

 

サンクトペテルブルク(写真コート奥)はブロックが後半戦の鍵をにぎるか

 

◆《第16節》ウラル・ウファ 3(22-25,25-22,25-17,25-19)1 ファッケル・ノヴィ・ウレンゴイ

(現地1/10)

 前節でサンクトペテルブルクのブロックに苦しんだウファ。今節は大砲OPマチェイ・ムザイ(ポーランド)を欠いたが、OHエゴール・フェオキストフ(ロシア)がチーム最多16得点、OHジョン・ゴードン-ぺリン(カナダ)が3本のブロックポイントを含む12得点をあげて、4連勝中だったウレンゴイの進撃をストップさせた。

 

◆《第16節》エニセイ・クラスノヤルスク 3(23-25,25-19,25-22,25-13)1 ディナモロ・レニングラード・オーブラスチ

(現地1/4)

 クラスノヤルスクはOPキリル・クレツ(ロシア)が最多23得点の活躍でチームを牽引し、新年白星発進。だが、その後の第5節・第17節のノヴゴロド2連戦で痛恨の2連敗。反対に、ノヴゴロドは6連敗から脱出し、いい出だしの2021年に。

◆《第5節》エニセイ・クラスノヤルスク 2(14-25,27-29,36-34,25-20,15-17)3 ASKニジニ・ノヴゴロド

(現地1/9)

◆《第17節》エニセイ・クラスノヤルスク 1(25-22,23-25,22-25,21-25)3 ASKニジニ・ノヴゴロド

(現地1/10)

 

◆《第16節》ガスプロムウグラ・スルグト 3(25-18,25-21,25-22)0 ベロゴリエ・ベルゴロド

(現地1/4)

 開幕11連敗のトンネルを、2020年最終戦でなんとか食い止めたスルグト。初勝利の立役者OPラジャドビール・シャクバニミルザエフ(ロシア)が新年最初の今節でもチーム最多15得点をあげて、ついに2連勝とした。続く第5節・第10節のオレンブルク2連戦は1勝1敗。前半戦と比べると、上々の出だしだ。

◆《第5節》ガスプロムウグラ・スルグト 2(25-20,20-25,25-22,22-25,13-15)3 オイルマン・オレンブルク

(現地1/10)

◆《第17節》ガスプロムウグラ・スルグト 3(25-20,21-25,26-24,29-27)1 オイルマン・オレンブルク

(現地1/11)

 

今季昇格組のオレンブルク(写真コート手前)はトップリーグで健闘中

 

◆《第16節》ディナモロ・レニングラード・オーブラスチ 0(18-25,22-25,22-25)3 エニセイ・クラスノヤルスク

(現地1/4)

 2020年から続く連敗を引きずり、オーブラスチは今節で6に伸ばすと、続く第5節・第17節のベルゴロド2連戦の初戦を落とし、ついに7連敗。だが、翌日はOHルーカス・ディビス(ロシア)が20得点と奮闘し、連敗ストップに成功させている。

◆《第5節》ディナモロ・レニングラード・オーブラスチ 1(27-25,21-25,22-25,23-25)3 ベロゴリエ・ベルゴロド

(現地1/9)

◆《第17節》ディナモロ・レニングラード・オーブラスチ 3(25-22,25-13,20-25,28-26)1 ベロゴリエ・ベルゴロド

(現地1/10)

 

ロシアスーパーリーグ男子 レギュラーシーズン順位round17終了時)》

1 ゼニト・カザン 13勝4敗(勝ち点37)-

2 ゼニト・サンクトペテルブルク 12勝4敗(勝ち点36)▲

3 クズバス・ケメロヴォ 12勝3敗(勝ち点34)▲

4 ディナモ・モスクワ 11勝1敗(勝ち点32)▼

5 ファッケル・ノヴィ・ウレンゴイ 10勝6敗(勝ち点31)▼

6 ロコモティブ・ノヴォシビルスク 8勝5敗(勝ち点24)-

7 ウラル・ウファ 8勝10敗(勝ち点23)-

8 エニセイ・クラスノヤルスク 7勝8敗(勝ち点21)▲

9 ウグラサモトロル・ニジネヴァルトフスク 6勝10敗(勝ち点21)▼

10 ベロゴリエ・ベルゴロド 5勝11敗(勝ち点16)-

11 ASKニジニ・ノヴゴロド 4勝10敗(勝ち点12)▲

12 オイルマン・オレンブルク 4勝10敗(勝ち点10)▼

13 ディナモロ・レニングラード・オーブラスチ 3勝11敗(勝ち点11)▼

14 ガスプロムウグラ・スルグト 3勝12敗(勝ち点10)-

※勝敗(勝ち点)。記号は第15節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

 

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