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春高2025

ITA20/21[第20節]連敗ストップのミラノ2連勝でコッパへ

  • 海外
  • 2021.01.27

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! レギュラーシーズンもいよいよ大詰め。後半第9節(第20節)は上位チームが順当に勝利をあげました。現地1月27日に始まるコッパイタリア(カップ戦)へ弾みをつけたチームは!? (Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■モデナから劇的勝利を収め、ミラノは連敗を6でストップ。連勝でコッパイタリアへ

[MATCH OF THE ROUND]

◆《第15節》ミラノ 3(20-25,30-28,25-18,21-25,20-18)2 モデナ

〔1/21@ミラノ〕

 OH石川祐希(日本)を始め、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたミラノ。カレンダー変更もあったほか、第13節(後半第2節/12月4日)からは6連敗と苦しい時期が続いた。それでもロベルト・ピアッツァ監督指揮の下、様々なローテーションでの選手起用を繰り出しながら、勝利を目指す。そうして、最適解を見出し、勝利したのが第15節(後半第4節)のモデナ戦だった。

 

 第1セットは先取されたものの、第2セット中盤から石川を投入し、徐々に試合運びが安定。また、この試合ではMBヤン・コザメルニク(スロベニア)がここぞの場面でブロックシャットを決めたように、チーム一丸となったブロックでモデナの攻撃を阻む。終わってみれば、MBマッテオ・ピアノ(イタリア)が6本、コザメルニクが4本、Sリッカルド・スベルトーリ(イタリア)が4本、とチーム合計で実に16本のブロックポイントをマークする。そして、マッチポイントが行き来した最終第5セットは、18-18の局面で石川がサービスエースを決める。続けざまに石川のサーブが劇的勝利を演出し、7試合ぶりの白星をつかみとった。

◆《第20節》ミラノ 3(26-28,25-22,25-17,25-20)1 パドヴァ

〔1/24@ミラノ〕

 続く第20節(後半第9節)はOPジャン・パトリ(フランス)が3本のサービスエースを含むチーム最多20得点をマーク、OHスティーブン・マー(カナダ)が4本のブロックポイントを含む19得点と続き、ミラノが2連勝。上昇ムードで、コッパイタリアに臨むことになった。一方、敗れたパドヴァは8連敗。これまで司令塔を務めていたSカウィカ・ショージ(アメリカ)が第3セット途中に負傷し、試合後に骨折が判明するなど、厳しい状況はまだ続きそう…。

ホーム2連戦で2連勝としたミラノ。いざコッパイタリアへ!!

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◆《第20節》トレンティーノ 3(25-13,25-16,25-20)0 ヴァレンティア

〔1/24@ビーボ・ヴァレンティア〕

 ミラノがコッパイタリアの初戦・クオーターファイナルで対戦するのは、目下11連勝中のトレンティーノ。さて、今季は地力の高さを感じさせるヴァレンティアが相手でしたが…、それでも完勝! MBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)が4本、Sシモーネ・ジャネッリ(イタリア)が3本のブロックポイントで、ヴァレンティアの誰にも2桁得点を許さず。一方、OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)の6本を筆頭に火力抜群のサーブで圧倒した。トレンティーノはレギュラーシーズン12連勝で、コッパイタリアへ…!

◆《第20節》ペルージャ 3(23-25,25-21,25-18,25-21)1 モデナ

〔1/24@モデナ〕

 トップ4対決は、アウェーのペルージャが逆転勝利。OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が今季10度目となる20得点越えの、両チーム通じて最多27得点をマークした。スーペルコッパに続き、シーズン2冠目を狙うペルージャは3連勝。対するモデナは3連敗と明暗分かれている。

◆《第20節》ピアチェンツァ 3(25-17,25-19,23-25,25-20)1 ヴェローナ

〔1/24@ピアチェンツア〕

 ホームのピアチェンツァはSミケレ・バラノビッチ(イタリア)が巧みに攻撃を分配し、OHアーロン・ラッセル(アメリカ)の22得点を含め、4選手が2桁得点をマーク。MBセイエドムハンマド・ムーサビエラギ(イラン)が今季自身初のMVPに選ばれた。なお、チームは今季途中から指揮を執るロレンツォ・ベルナルディ監督との契約を2年延長したことを発表している。

 

◆《第15節》ルーベ 3(25-20,25-19,22-25,25-23)1 モンツァ

〔1/21@チヴィタノーヴァ・マルケ〕

 今季はアタック・ブロックで強さを感じさせるモンツァも、強敵ルーベの前には力及ばず。ルーベはOPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)が17得点、OHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が14得点と続いたほか、守ってはMBロベルランディ・シモン(キューバ)が5本のブロックポイントをあげた。

 

◆《第20節》ルーベ 3(25-18,25-18,25-21)0 チステルナ

〔1/24@ラティーナ〕

 気づけば昨年の第6節(10月18日)以降、およそ3ヵ月以上、勝ち星のないチステルナ。ルーベ相手には、ぐうの音も出ませんでした。OHオレステ・カブート(イタリア)が途中出場ながら、チーム最多の…、それでも9得点。レギュラーシーズンは残り2試合、一つでも勝ち星を増やしたいが…。

 

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round20終了時)》

1 ペルージャ 17勝3敗(勝ち点52)-

2 ルーベ 18勝2敗(勝ち点49)-

3 トレンティーノ 15勝5敗(勝ち点44)-

4 ヴァレンティア 12勝8敗(勝ち点34)-

5 モンツァ 12勝7敗(勝ち点33)-

6 ピアチェンツァ 11勝9敗(勝ち点32)-

7 モデナ 9勝11敗(勝ち点28)-

8 ミラノ 9勝10敗(勝ち点26)▲

9 ヴェローナ 7勝12敗(勝ち点22)▼

10 ラヴェンナ 4勝15(勝ち点16)-

11 パドヴァ 3勝17敗(勝ち点13)-

12 チステルナ 1勝19敗(勝ち点5)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

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