gv-logo

春高2025

ITA20/21[第21節]カジースキ30得点もヴェローナ3連敗

  • 海外
  • 2021.02.06

 ボンジョールノ! 世界最高峰リーグの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』!! コッパイタリアも閉幕し、残すタイトルはスーペルリーガのみとなりました。プレーオフに向けて、どのチームも勢いに乗りたいところ。が、苦戦してるチームもあるようで…(Photo:Legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

■鬼神のごときプレー。カジースキが“オーバー30”も、ヴェローナは悔しい3連敗

[MATCH OF THE ROUND]

◆《第21節》ヴェローナ 13 モデナ

(21-25,25-15,23-25,21-25)

〔2/3@ヴェローナ〕

 今季はチームロゴマークを刷新したヴェローナ。セリエAの誇るレジェンド、OHマテイ・カジースキ(ブルガリア)と、ケガから復帰したOHトーマス・ジェスキー(アメリカ)という攻守でバランスのとれたアタッカーを軸にシーズン当初から戦った。だが、大砲OPステファン・ボワイエ(フランス)が序盤に退団し、攻撃力はダウン。また、MBジョナス・アゲニエ(フランス)が奮闘しているとはいえ、センターエリアの強さという点で、やや見劣りするのが今季の課題でもあった。

 

 昨年末の第10節(現地12月23日)から4連勝としていたが、今節を前に2連敗。レギュラーシーズンも残りわずかとなり、それそれ連敗を止めてプレーオフへ弾みとつけたいところだ。今節はモデナをホームに迎えての一戦。第1セットを落としたものの、第2セットはサーブで攻め立て奪い返す。

◆《第21節》ミラノ 30 トレンティーノ

(25-22,25-23,25-22)

〔2/3@ミラノ〕

 コッパイタリア準々決勝ではストレートで敗れていた相手に、ミラノは今節でリベンジに成功。OPジャン・パトリ(フランス)がチーム最多16得点、OH石川祐希(日本)が10得点と続き、レギュラーシーズン3連勝とした。敗れたトレンティーノは連勝を12でストップさせたが、OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)は4本のサービスエースを決めるなど、脅威のままだ。

OPパトリ(写真上段右端)とMBマッテオ・ピアノ(イタリア/同中央)がともに3本のブロックポイントをマーク

◆《第21節》チステルナ 3-2 ヴァレンティア

(15-25,27-25,21-25,25-21,15-12)

〔2/2@ラティーナ〕

 今節を前に14連敗中のチステルナは、ホームでヴァレンティアを迎える。先に2セットを奪われたが、第4セットを競り勝つと、運命の第5セットを制して、ついに勝利!! OPジュリオ・サッビ(イタリア)が32得点、OHオレステ・カブート(イタリア)が18得点と続く、昨年10月18日以来となる白星をあげた。一方、ヴァレンティアはここにきて3連敗。今季は台風の目となったが、プレーオフでは果たして。

◆《第21節》ラヴェンナ 3-1 パドヴァ

(27-25,25-17,19-25,25-22)

〔2/3@ラヴェンナ〕

 ホームのラヴェンナは第1セットを競り勝つと、第3セットこそ中盤で引き離されて落としたが、しっかりと勝ち切る。OHエリック・レプキー(カナダ)が17得点、OHフランチェスコ・レチネ(イタリア)が13得点と続いた。パドヴァは9連敗と2021年、いまだ勝利なく…。

◆《第21節》ペルージャ 3-2 ルーベ

(21-25,25-23,23-25,25-20,16-14)

〔2/3@チヴィタノーヴァ・マルケ〕

 コッパイタリア決勝でルーベが勝利してから3日後、再戦はアウェーのペルージャがフルセットを制した。メンバーを固定し続けたルーベに対し、ペルージャは第1セットを落とした直後、第2セットからはOPテイス・テルホルスト(オランダ)をOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)に、MBロベルト・ルッソ(イタリア)をMBファビオ・リッチ(イタリア)にチェンジするなどあの手この手の策をめぐらしながら、勝機をたぐり寄せた。そんな中、やはりOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が4本のサービスエースを含む29得点と、パフォーマンスを光らせた。

 

◆《第21節》ピアチェンツァ 3-0 モンツァ

(25-20,25-19,22-25,25-23)

〔2/3@モンツァ〕

 アウェーのピアチェンツァは、OHアーロン・ラッセル(アメリカ)がチーム最多18得点、MBセイエドムハンマド・ムーサビエラギ(イラン)が4本、MBアルベルト・ポロ(イタリア)が3本のブロックポイントをあげるなど攻守でモンツァを上回り、3連勝とした。

 

セリエA男子 レギュラーシーズン順位(round21終了時)》

1 ペルージャ 18勝3敗(勝ち点54)-

2 ルーベ 18勝3敗(勝ち点50)-

3 トレンティーノ 15勝6敗(勝ち点44)-

4 ヴァレンティア 12勝9敗(勝ち点35)-

5 ピアチェンツァ 12勝9敗(勝ち点35)▲

6 モンツァ 12勝8敗(勝ち点33)▼

7 モデナ 10勝11敗(勝ち点31)-

8 ミラノ 10勝10敗(勝ち点29)-

9 ヴェローナ 7勝13敗(勝ち点22)-

10 ラヴェンナ 5勝15(勝ち点19)-

11 パドヴァ 3勝18敗(勝ち点13)-

12 チステルナ 2勝19敗(勝ち点7)-

※勝敗(勝ち点)。記号は前節からの順位推移

 

(責任編集:GUCII<坂口功将>)

  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn