積み重ねたブロックは東京タワーよりも高くなる!?【V・ファイナルステージを前に今シーズンの数字を見る】
- SV女子
- 2021.02.19
決めたアタックの本数は、例えるならどれくらいの量なのだろうか?
2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN (V1女子)もいよいよV・ファイナルステージを残すところとなった。各チームの選手たちが最後の舞台にたどり着くまでに、一体何本のアタックやブロックを決めてきたのだろうか? シーズンの集大成とも言える戦いを前に、その数がどれほどの量になるのかを振り返ってみよう。
まずは総得点から見てみよう。V・ギュラーラウンド1位はヤナ・クラン(東レ)で、436得点だ。この数字を見るだけではピンとこないので、1得点をボール1個に置き換えて、436得点をボール436個と考える。大会公式球の直径は約21cm。436個×21cm=9156cm(=91.56m)となる。ヤナ・クランの得点を上に積み上げていくと、なんと高さは91.56mにもなる。身の回りのもので比較するために調べていくと、大阪府吹田市にある太陽の塔が高さ70m。今シーズン、ヤナ・クランが積み上げた総得点(ボール)は太陽の塔より20mも高くなるのだ。
2年振り2回目の得点王に輝いたヤナ・クラン(東レアローズ)
重さでも見てみよう。ボール1つの重さは約280gなので436得点×280g=122080g(=約122kg)となる。彼女が今季あげた得点をすべてボールカゴに入れて重さを計ったならば約120kgにもなるのだ。こちらも比較対象を探してみると、サントリーサンバーズのドミトリー・ムセルスキー選手が105kgと出てきた。ヤナ・クランが1年間で決めたアタックの数をボールに置き換えるとムセルスキーよりも重い。ボール1個はよちよち歩きの幼児でも持ち上げられる程度だが、1シーズン積み重ねると、とんでもない重さになる。