斎田杏インタビュー【前編】楽しいバレーボールを自分のために
- 海外
- 2021.02.19
プロバレーボール選手の斎田杏選手は海外でプレーを始めて4シーズン目になる。現在はスイスリーグで活躍中。スイスを始め、海外での選手生活について話を聞いた。
買い物は国境を超えて
――スイスは寒そうなイメージがありますが、気候はいかがですか?
だいたい日本と同じくらいの気温です。夏は結構暑くて30度くらいになる日もあります。冬は0度やマイナス1度くらいです。この冬は結構雪も降っていましたけど、昨冬はほとんど積もりませんでした。私が住んでいるエッシュというところはそんなに降っていません。
チームメートと訪れたスイス・シルトホルン山(写真:本人提供)
――言葉は何語を使うのですか?
スイスは地域によって4ヵ国語に分かれており、エッシュはドイツ語圏です。でもスイスドイツ語といって標準ドイツ語とは違います。あとはイタリア語圏、フランス語圏と、もうひとつあります(編注:ロマンシュ語。南東部のごく一部、アルプスの山麓部でのみ使われている)。チームではスイス以外の国の選手もいるので英語です。
――食生活はどうですか?
今は自炊していて、日本からいろいろと調味料を持ってきているので、それを使って料理しています。日本にいた頃、寮に住んでいる間はやっていませんでしたが、ひとり暮らしをした時に始めました。海外に出てから料理をする機会が増えましたね。でも、こっちは物価が高いので、スイスのスーパーにはあまり買い物に行きません。今は新型コロナウイルスの影響で国境が封鎖されていて行けないのですが、ドイツまで車で20分くらいと近く、物価もスイスに比べると安いので、普段はみんなドイツまで買い物に行きます。
――買い物に国境をまたいで行くなんて国が隣接し合うヨーロッパならではですね。スイスの生活で大変なところはありますか?
スイスは日本と似ているので、あまり大変なことはありません。町もきれいですし、電車も時間通りに来ます。日本人にとっては結構住みやすい町です。ただ、物価が高いです(笑)