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春高2025

欧州チャンピオンズリーグ2021は準々決勝が開幕[チーム紹介&展望]

  • 海外
  • 2021.02.23

<カードその3>

ベルリン(ドイツ)vs.トレンティーノ(イタリア)

第1戦:現地2月25日@ベルリン

第2戦:現地3月4日@トレント

 

■ベルリン

<OPパッチ(写真コート手前右端)>

 ドイツ・ブンデスリーガからヨーロッパタイトルに挑む。2019-20ブンデスリーガはコロナ禍で打ち切りとなったが、それまではレギュラーシーズンで圧倒的な強さを誇った。今季も上位につけている。注目はやはり、最高到達点380センチともいわれる驚異的なジャンプ力を備えたOPベンジャミン・パッチ(アメリカ)。そのハイジャンパーを絡めながら、攻撃陣を操るのはベテランSセルゲイ・グランキン(ロシア)だ。

 

■トレンティーノ

<Sジャネッリ(写真右から2番目)、MBポドラスチャニン(同中央)、OHルカレリ(同左から2番目)>

 2000年入り一躍黄金期を築いた、イタリア・セリエA“トップ4”の一角。ヨーロッパチャンピオンズリーグでは過去3連覇(2009,2010,2011)を達成している。イタリアが誇るスターSシモーネ・ジャネッリがタクトを振るい、OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)、OHルカレリ(リカルド・ソウザ/ブラジル)が豪快にアタックを打ち込む。今季のセリエAでは全チーム中最多となる12連勝をマークし、強さを証明した。

 

【ベルリンvs.トレンティーノ 見どころ】

 超人的な高さからアタックを繰り出すベルリンのパッチが、MBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)とMBスレチコ・リシナツ(セルビア)の代表デュオがおりなす鉄壁を備えたトレンティーノを崩すことができるか。トレンティーノ優勢だが、アップセットも見てみたい。

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<カードその4>

モデナ(イタリア)vs.ペルージャ(イタリア)

第1戦:現地2月23日@モデナ

第2戦:現地3月2日@ペルージャ

 

■モデナ

<Sクリステンソン(写真中央)>

 イタリア・セリエAの名門クラブだが、今季のセリエAで苦しんでいるように、今大会のプール戦も命からがら通過となった。Sマイカ・クリステンソン(アメリカ)がキャプテンを務め、OPルカ・ベットーリ(イタリア)やLジェニア・グルベニコフ(フランス)という経験豊富な面々が支える。ちなみに今季のヨーロッパチャンピオンズリーグ用のユニフォームは、初の欧州制覇を遂げた1990年大会のデザインをモチーフにしたものだ。

 

■ペルージャ

<ブロックデビルズの面々>

 国内リーグタイトルの常連である、イタリア・セリエAの強豪。地上最強アタッカー、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が強烈なサーブとスパイクで得点を量産する。フィタル・ヘイネン体制2年目となった今季は選手層を厚くし、セリエAのレギュラーシーズンも首位通過を決めた。クラブの看板だったOPアレクサンダル・アタナシエビッチ(セルビア)の退団が決まり、最後の花道を飾らんとする。

 

【モデナvs.ペルージャ 見どころ】

 セリエAどうしのカードとなった。今季の対戦成績はペルージャが3勝1敗(スーペルコッパで1勝1敗、レギュラーシーズンで2勝0敗)と上回っており、チームの完成度と戦績を見てもペルージャ優勢の見方が強い。3度の欧州制覇の実績を持つモデナが名門の意地を見せるか、“ブロックデビルズ”ことペルージャが初優勝へと突き進むか、果たして。

 

>>>本稿で登場する選手たちの、代表での姿をピックアップ。ギャラリーは次ページへ

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