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春高2025

深澤めぐみ(就実)×深澤つぐみ(就実)「最強ツインズのスイング論」こぼれ話【月バレ3月号】

  • 高校生
  • 2021.02.24

さまざまな全国大会が中止になり、一発勝負となった春高で、選手たちはなぜ力を発揮できたのか。月刊バレーボール3月号(2月15日発売)では、3章にわけてその要因に迫る。第2章は春高で活躍した選手たちに互いのテクニックについて解説してもらう「春高戦士に学べ」。就実を優勝に導いた深澤めぐみ選手と深澤つぐみ選手の、本誌には掲載できなかった対談の内容をお届け

 

――今大会のご自身のプレーはいかがでしたか?

 

めぐ 特に準決勝の古川学園(宮城)戦で、ブロックシャットされても逃げずに思い切り打てたと思います。止められて、「やばい」と思うことはありましたが、エースを任されていて、自分が攻めないとチームが苦しくなります。トスが上がってくるのは、その前の人たちがつないできてくれたということなので、「決めていこう」という思いでスパイクを打ちました。

 

つぐ 大会前にチーム内で試合をしたときは、打ち方が悪く、ブロックシャットを食らうことが多かったです。そこから打ち方を変える練習ばかりしていたので、そのイメージがついて春高では打てたと思います。(試合前は)ちょっと不安でしたが、試合中は自信を持ってプレーすることができました(笑)

 

めぐ つぐみは2回戦の文京学院大女(東京)戦で、相手のブロックを弾くスパイクが結構ありました。今までだとシャットされることが多かったですが、そんなスパイクを打てていたので、今大会はいけるかもしれないと思いました。

 

――お二人は同じチームでプレーしてきましたが、お互いに高校生になって成長したところありますか?

 

つぐ めぐみは体力がついたし、ジャンプ力が上がったと思います。

 

めぐ つぐみは高校でウエイトトレーニングをするようになってから、ボールのスピードがすごく速くなりました。打つ前にコースをだいたい読んでおかないと拾えないほどです。試合の後半でもジャンプ力が落ちなかったり、体力面でもとても成長したと思います。

 

――ふだんのお二人はどんな関係ですか?

 

めぐ チームがうまくいかないときは同級生の曽我(紀美)と3人で話しますが、コートを出たらふつうの姉妹みたいに、ずっとわちゃわちゃしています(笑) つぐみはK-POPがとても好きで、それを教え合っています(笑)

 

つぐ めぐみは「見てー」と言われると、あまり興味がないというか(笑) ハマっていないけど、見ないとしつこいので、見たあとに話をして盛り上がっています。

 

――お互いの連続写真を見て、感想はいかがですか?

 

つぐ スパイクの助走や、ヒジを引くときの形や角度が似ていると思いました。

 

めぐみ 体のねじりでいったらつぐみのほうがありますが、ヒジの高さが似ていると思います。

 

――同じ練習をしているからでしょうか?

 

つぐ たぶん(笑) 小さいころから見ている動画が同じなので、その影響もあると思います(笑) 当時は木村沙織選手、今は石井優希選手や黒後愛選手、石川真佑選手などいろいろな選手のプレーを見ています。(それらが)混じりきれていないというか、習得できていない部分もありますが、イメージとしてはたぶん似ていると思います。

 

2月15日発売の月刊バレーボール3月号では、深澤めぐみ選手と深澤つぐみ選手以外にも、柳北悠李選手(東福岡)と一条太嘉丸選手(清風)、近藤蘭丸選手(東福岡)と前田凌吾選手(清風)、室岡莉乃選手(東九州龍谷)と西崎愛菜選手(金蘭会)のクロス解説を掲載。そのほかにも、男子優勝の東福岡はバレーノート、女子優勝の就実は周田夏紀選手、深澤めぐみ選手、深澤つぐみ選手と石井優希選手の座談会から優勝の舞台裏に迫る「頂点に導いた信念」、今年度の高校男子バレー界を引っ張りながらも無念の棄権となった東山(京都)について語る「東山への思い」など、大ボリュームで春高を振り返っています。

 

次ページでは深澤ツインズそれぞれのスパイク連続写真を公開

 

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