井手智が所属するフランクフルトがドイツ・カップ戦で優勝
- 海外
- 2021.03.01
ドイツ・ブンデスリーガは現地2月28日に『DVVポカール2021』(カップ戦)の決勝が行われ、男子日本代表にも名前を連ねたリベロ井手智が所属するフランクフルトが3-0(25-23,25-21,25-22)でベステンゼーを下し、初優勝に輝いた。フランクフルトにとってはクラブ創部史上初のタイトル獲得になる。
<クラブ史上初タイトルに歓喜する選手たち(Photo:United Volleys/Corinna Seibert)>
この試合でサーブレシーブ成功率41%の成績だった井手は試合後、自身のインスタグラム上で「正直に昨日は自分のベストパフォーマンスではありませんでした。それが今の自分の実力だということは真摯に受け入れ、さらに努力をしなければいけないと思いました」(原文ママ)と心境をつづり、さらなる向上心を伺わせた。
なお、MVPはフランクフルトから、この試合で4本のブロックポイントを含む12得点の活躍を見せたミドルブロッカーのファクンド・イムホフ(アルゼンチン)が選出された。
<自身初の海外にドイツを選択し、プレーする井手(写真中央/Photo:United Volleys/Corinna Seibert)>
井手は2019/20シーズンまでVリーグの東レアローズでプレーし、2020/21シーズンからはドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトへ加入。1年目の今季は正リベロを務め、ディフェンスの要としてチームに貢献している。
フランクフルトはこれまでにも大竹壱青(パナソニックパンサーズ)が中央大在学中に、また柳田将洋(サントリーサンバーズ)が2019/20シーズンにプレーしたことがあり、日本人選手にとって馴染みのあるチーム。2020/21ブンデスリーガでは現在10勝8敗で6位(11チーム中/3月1日時点)となっている。