[欧州CL2021] ケンジェジン-コジエ,ペルージャがGS制し準決勝進出
- 海外
- 2021.03.07
ヨーロッパのクラブナンバーワンを決める『CEVチャンピオンズリーグ2021』は、クオーターファイナルラウンドが決着。2試合でゴールデンセットに突入する展開になりました。そのほか『CEVカップ2021』や石川祐希(日本)がプレーするミラノが戦った『CEVチャレンジカップ2021』の結果も一挙掲載(写真:CEV)
※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ
■CEVチャンピオンズリーグ2021/クオーターファイナルラウンド
<カードその1/現地3月4日@カザン>
カザン(ロシア) ○3-2● ベウハトゥフ(ポーランド)
{22-25,25-19,25-17,13-25,15-12}
<カザンのMBボルコフ(写真コート奥中央)>
初戦で黒星を喫したベウハトゥフが幸先よく第1セットを先取する。だが、ホームのカザンがMBアレクサンダル・ボルコフ(ロシア)を中心に組織的なブロックで徐々に攻撃を封じ込め、2セットを奪い返し逆転に成功。両チームともガラリとメンバーを変更した第4セットは、チーム合計6本のサービスエースを奪うなどベウハトゥフが大差で獲得し、勝負の行方は最終第5セットへ。バウハトゥフはMBマテウシュ・ビエニエク(ポーランド)をMBセバスティアン・アダムチク(ポーランド)の交代して勝負に出たが…、カザンが中盤以降のリードを保ち勝利を収めた。
*****
<カードその2/現地3月3日@ケンジェジン-コジエ>
ケンジェジン-コジエ(ポーランド) ●0-3○ ルーベ(イタリア)
{22-25,24-26,24-26}
【ゴールデンセット】
ケンジェジン-コジエ(ポーランド) ○1-0● ルーベ(イタリア)
{16-14}
<ケンジェジン-コジエのOPカチュマレク(写真右から2番目)>
準決勝進出には勝つしかないルーベはMBロベルランディ・シモン(キューバ)を筆頭にサーブで攻め立てると、第2、第3セットは終盤の競り合いを制し、ストレートで勝利。ゴールデンセットにもつれ込む。勝てば天国、負ければ地獄の1セットは13-13からケンジェジン-コジエのMBヤクプ・コハノフスキ(ポーランド)のサーブがルーベのLファビオ・バラーゾ(イタリア)を強襲し、マッチポイントへ。15-14から最後はOPウーカス・カチュマレク(ポーランド)のサーブを、ルーベのOHオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が弾き、ゲームセット。ケンジェジン-コジエが準決勝に駒を進めた。
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<カードその3/現地3月4日@トレント>
トレンティーノ(イタリア) ○3-1● ベルリン(ドイツ)
{25-22,25-21,25-14}
<トレンティーノ(写真コート奥)>
ホームのトレンティーノは2セットを連取すると、第3セットはMBスレチコ・リシナツ(セルビア)以外の5人をすべてチェンジする、余裕の試合運び。一方のベルリンもあとがなくなり、第3セットはメンバー全員を交代。白黒はっきりしたあとは、まだ残っている国内リーグに向けた調整に? 試合はトレンティーノがストレート勝ちを収めた。MVPは2セットのみの出番ながら、両チーム通じて最多12得点をあげたOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が選ばれた。
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<カードその4/現地3月2日@ペルージャ>
モデナ(イタリア) ●0-3○ ペルージャ(イタリア)
{23-25,18-25,21-25}
【ゴールデンセット】
モデナ(イタリア) ●0-1○ ペルージャ(イタリア)
{5-15}
<ペルージャ>
初戦はモデナのストレート勝ちという衝撃の展開となったこのカード。だが、このまま終わる“ブロックデビルズ”ではない。ペルージャは第2セットから強みであるサーブが威力を発揮し、モデナのサーブレシーブを崩す。すると今度はブロックでモデナの攻撃をはね返し、試合を優位に進めるとついにストレート勝ちを収める。勝負はゴールデンセットへ。ここでもギアを緩めることなく、ペルージャはOHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)が連続サービスエースを決めるなど圧倒。ホームでパーフェクトゲームともいえる4セットを戦い抜いたペルージャが、準決勝進出を決めた。
『CEVチャンピオンズリーグ2021』セミファイナルは、【カザンvs.ケンジェジン–コジエ】(現地3/16-18)【トレンティーノvs.ペルージャ】(現地3/23-25)に決定した。
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