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春高2025

石川祐希のミラノへ逆襲期す、ペルージャの選択は?【セリエA 準々決勝第2戦-見どころ】

  • コラム
  • 2021.03.14

必勝を期する第2戦、コートに立つのは?

 

 OPに関していえば、多くの選択肢を有しているのが今季のペルージャの特徴でもあるが、反対の見方をすれば、唯一のウィークポイントともいえるかもしれない。これまではテルホルストとアタナシエビッチを主としてきたが、ミラノ戦ではムザイを抜擢。実は2月の入団後、CEVチャンピオンズリーグ2021を含めると、これが初の先発起用でもあり、そこにはリスクもあったはずだ。

 

 実際、リードを最大6点までつけながらミラノの追撃に見舞われた第4セットで、ムザイは鳴りを潜め、最終的にアタナシエビッチと交代している。

 

 レオン、プロトニスキの両サイドアタッカーが軸となり、センターエリアからソレが加わることで攻撃にリズムをもたらすが、やはり決定機で役目を果たすOPの存在は不可欠。継続してムザイを使うか、従来のテルホルストか、花道を飾るアタナシエビッチか、それとも隠し球のエバンズか? ヘイネン監督の選択や、いかに。

 

 対するミラノも、それだけにとらわれはしないだろう。ペルージャの強力なサーブに崩されることなく、ゲームを作ることがまずは必要だ。その点、石川やOHティネ・ウルナウト(スロベニア)のサーブレシーブにおける安定感は折り紙つき。攻撃枚数はそろっており、勝機は十分にある。昨季の5位(コロナ禍により打ち切り時点の最終成績)を超える、セミファイナル進出は目の前。第2戦の舞台がホーム、ミラノであることもアドバンテージになりうる。

 

 歴史が動くか、それとも決着は最終第3戦に持ち込まれるか、注目だ。(文/坂口功将〔編集部〕)

 

<ヘイネン監督(写真左端)の手腕の見せどころだ>

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