現在発売中の月刊バレーボール4月号では、高校3年生の卒業写真を掲載している。ここでは、彼らの中学生時代の写真をもとに成長した姿を振り返ってみたいと思う。
柳北悠李(やなきた・ゆうり)
アウトサイドヒッター/身長192cm/最高到達点345cm/板櫃中→東福岡高→東亜大進学
今年の春高で東福岡高を5大会ぶり3度目の優勝へ導いた、チームの絶対的エース柳北の中学時代を振り返る。
福岡県の板櫃中出身で、中学3年生のときに第47回全日本中学校バレーボール選手権大会に出場し活躍。その年末、第31回全国都道府県対抗バレーボール大会(JOC杯)にも福岡選抜の一員として出場し、チームをベスト8に導いた。本人は、JOC・JVAカップ賞、オリンピック有望選手賞、大阪府知事賞の3タイトルを受賞している。中学時代からすでに豪快なスパイクを放っており、世代を代表するスパイカーとして注目を浴びていた。
4月からは山口県の東亜大に進学する。大学ではどのような活躍を見せてくれるか注目だ。
全国都道府県対抗バレーボール大会にて各賞を受賞した柳北
周田夏紀(すだ・なつき)
ミドルブロッカー/身長177cm/最高到達点302cm/就実中→就実高→トヨタ車体内定
3年生としてチームを引っ張り、今年の春高で25年ぶりの優勝を果たし就実高を卒業した周田夏紀。彼女の中学時代を写真で振り返る。
広島県出身の周田は、小学校を卒業すると地元を離れ岡山県の就実中に進学。中学2年生からメンバー入りし、全日本中学生バレーボール選手権大会や全国都道府県対抗バレーボール大会(JOC杯)に出場している。また、中学2年生にして全日本中学選抜にも選ばれ、日の丸を背負い世界と戦うなど。中学時代から名前の知れた選手だった。
トヨタ車体に内定しており、これからはVリーガーとして新たな生活が始まる。中学・高校での経験が、より広い世界でどのように生かされるのか楽しみだ。
宮崎全中に出場した周田
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