東山高(京都)と市立尼崎高(兵庫)によるエキシビションマッチが3月20日(土)、おおきにアリーナ舞洲(大阪)にて行われた。
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■東山 2-1 市立尼崎
( 25-19, 19-25, 15-11 )
今春卒業した3年生を中心に、ハイレベルなプレーを繰り広げた。
「コロナ禍であっても高校生選手がバレーボールを通じて存分に力を発揮し、今春卒業する3年生と両校の思い出となることを願っています」というサントリーサンバーズの粋な計らいにより、V1男子のサントリー対大分三好ヴァイセアドラー戦の前にエキシビジョンマッチを開催。前年度優勝校として臨んだ春高では大会中に発熱者が出たことで棄権(3回戦敗退)した東山と、同大会でベスト4に入った市立尼崎が対戦した。
両チームによる記念撮影
第1セットは序盤から東山のセッター荒木琢真のトス回しが光る。吉村颯太や楠本岳、花村和哉らのスパイカー陣を操り、2度の5連続得点で10-2と大きく点差を広げた。中盤以降も花村のバックアタックなどで得点を挙げ、一度もリードを許さず25-19でセットを先取した。
対する市立尼崎は、第2セットに反撃。序盤は一進一退の展開を繰り広げるも、白井康靖や坂本雄大のスパイクなどで中盤に6連続得点を挙げ、15-8とリードを広げる。その後も橘奎汰のスパイクやブロック、佃壮悟のスパイクで得点を重ねてセットを奪い、フルセットに持ち込んだ。
第3セットも互いに譲らぬ展開が続いたが、中盤に楠本のスパイクなどで東山が抜け出す。最後は川村樹生のクイックが決まり、15-11でセットを奪取。2-1で勝利した。
両校のエキシビションマッチは、明日21日(日)も同会場にて9時20分より行われる。
吉村颯太(東山)
「市尼(いちあま)さんは春高でベスト4に入ったすごく強いチーム。コンビを合わせていなくて正直不安はありましたが、このチームでできる最後の試合なので、楽しみつつ勝ちにいこうと話していました。大学の練習に合流している選手もわざわざこの試合のために帰ってきてくれているので、市尼さんにはすごく感謝しています。久しぶりにみんなとプレーをして合っていないところがあったので、明日はしっかり修正して臨みたいです」
坂本雄大(市立尼崎)
「東山は昨年度の春高優勝を経験しているメンバーが多いです。卒業しているにも関わらず、自分たちよりレベルの高い選手たちと試合ができてほんとうに感謝しています。今日は自分の持ち味をあまり出せなかったので、明日は修正してプレーします」
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