サーブ効果率と勝利の関係は?【Vリーグファイナルを数字で見る】
- SV女子
- 2021.03.23
対象としたのは合計25試合。ファイナルが1試合だけではないシーズンも多いので、ここではあくまで「サーブ効果率が相手より上回った試合の勝率」に絞った。その内、勝利チームがサーブ効果率を上回ったのは16試合で全体の64%だった。サーブ効果率で相手を上回ることは勝利へ近づくために大きな意味を持つ。
レギュラーシーズンでのサーブ効果率ランキング
勝利のために大きな武器となるサーブだが、ここでVリーグのレギュラーラウンドでのサーブ効果率個人ランキングTOP20(3月22日時点)を見ながら、各チームのランカーを見てみよう。
V・ファイナルステージに進出している3チームのうち最も多くランクインしているのはパナソニックで、3位の清水邦広を筆頭に5人がランクイン。サントリーからは1位のドミトリー・ムセルスキーと4位の柳田将洋の2人。WD名古屋は1人バルトシュ・クレクが7位にランクインしている。サーブの効果率を見るとパナソニックのサーブは対戦相手にとって非常にやっかいだ。コート上の6人中5人がランキング上位の選手ということもある。サントリーのムセルスキーと柳田のサーブも相手にとっては驚異に違いない。では、ランキング上位者の少ないウルフドッグス名古屋が不利かというと、サーブレシーブ成功率ランキングでリベロの小川智大が1位(3月22日時点)。そう簡単には崩れないだろう。
相手を崩して優位に立ちたいサーブ側と、しっかり返球して攻撃につなげたいサーブレシーブ側、両者の思惑が交錯する瞬間にぜひ注目してほしい。
【2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ】
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