V・ファイナルステージに向けて数字を見る
2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN (V1男子)のV・レギュラーラウンドはサントリーサンバーズが優勝し、パナソニックパンサーズ、ウルフドッグス名古屋が4月3日(土)のファイナル3進出を決めた。優勝へ向けた最後の戦いが始まろうとしている。
ここでは、ファイナルに向けての予習として、数字を元に過去のVリーグファイナルを振り返ってみよう。
男子の試合において力強いサーブは見どころの一つだが、ファイナルでの試合においてサーブの効果率だけを見たときの勝率はどうなっているだろうか。下表は2000/01年の第7回Vリーグから昨シーズンまで、20年分のファイナルの結果を一覧にしたものだ。優勝の決定方式は1戦のみや2勝したチームの優勝、あるいはゴールデンセットの適用などシーズンによって違うため、“ファイナル”で行われた全試合を対象としている。この表の赤と青で色分けした項目に注目して欲しい。赤はファイナルの各試合において、勝利チームのサーブ効果率が相手より上回った試合、青はサーブ効果率が相手より下回った試合だ。
対象としたのは合計25試合。ファイナルが1試合だけではないシーズンも多いので、ここではあくまで「サーブ効果率が相手より上回った試合の勝率」に絞った。その内、勝利チームがサーブ効果率を上回ったのは16試合で全体の64%だった。サーブ効果率で相手を上回ることは勝利へ近づくために大きな意味を持つ。
レギュラーシーズンでのサーブ効果率ランキング
勝利のために大きな武器となるサーブだが、ここでVリーグのレギュラーラウンドでのサーブ効果率個人ランキングTOP20(3月22日時点)を見ながら、各チームのランカーを見てみよう。
V・ファイナルステージに進出している3チームのうち最も多くランクインしているのはパナソニックで、3位の清水邦広を筆頭に5人がランクイン。サントリーからは1位のドミトリー・ムセルスキーと4位の柳田将洋の2人。WD名古屋は1人バルトシュ・クレクが7位にランクインしている。サーブの効果率を見るとパナソニックのサーブは対戦相手にとって非常にやっかいだ。コート上の6人中5人がランキング上位の選手ということもある。サントリーのムセルスキーと柳田のサーブも相手にとっては驚異に違いない。では、ランキング上位者の少ないウルフドッグス名古屋が不利かというと、サーブレシーブ成功率ランキングでリベロの小川智大が1位(3月22日時点)。そう簡単には崩れないだろう。
相手を崩して優位に立ちたいサーブ側と、しっかり返球して攻撃につなげたいサーブレシーブ側、両者の思惑が交錯する瞬間にぜひ注目してほしい。
【2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・ファイナルステージ】
VリーグにV・ファイナル特設サイトをチェックしてシーズンのクライマックスを見逃すな!
https://www.vleague.jp/final2020/
Vリーグ各SNSでもV・ファイナル情報をチェック!
Twitter:twitter.com/vleague_or_jp
instagram:www.instagram.com/v.league_official/?hl=ja
YOUTUBE:www.youtube.com/channel/UC50fvwgEsELna_WzlQsy1FQ
Facebook:www.facebook.com/vleague.or.jp