味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿中の女子日本代表は4月19日(月)に2021年度の始動会見を行い、中田久美監督と選手18名らがリモート取材に応じた。
中田監督は今季のテーマを「わが道を行く」と発表。その意味は、【我(自己)が道を行く】、【和(日本)が道で開く】、【輪(選手、スタッフ)が道で勝つ】の3つが込められている。
「わが道を行く」とテーマを掲げた中田監督【写真提供:JVA】
また、「オリンピックが延期になり伸びてきている若手の戦力をさらに伸ばしていけるように強化をしている」とコメント。シーズン最初の実戦となる5月1日(土)の東京チャレンジ2021に向けて「石川、山田、籾井、黒後は中心になっていく選手だと思うが、中国との試合を通してどれくらい力を発揮できるのか見てみたい」と期待を寄せた。
主将の荒木は、「(2019年の)ワールドカップでは厳しい戦いが多く、個人的な課題などが多く見つかった。いまはそこも含めて、チームとしてどう戦っていくかを重視して取り組んでいる」と語った。
オリンピック4大会連続出場を目指すとなる荒木絵里香主将【写真提供:JVA】
今季から副キャプテンに任命された古賀は、「(中田)久美さんに指名してもらい、最初は私ではない方がいいと伝えたが、私にできることをやっていこうと思った。今年は昨年に比べてトスのスピードを速くしたコンビを作っている。コンビの精度は格段によくなっていると思うので、精度をさらに上げていきたい」と力強く話した。
副キャプテンに指名された古賀紗理那【写真提供:JVA】
日本のエースとして活躍が期待される黒後は、「練習から粘り強いディフェンスを意識できている。みんながつないでくれたボールを決めないといけないと思うし、自覚、責任をもって頑張っていきたい」と語った。
活躍が期待される黒後愛【写真提供:JVA】
今季初選出されたセッターの籾井は、「初選出なので自分ができることをすべて出していきたい。高い位置でのトスアップを生かしてチームのために頑張っていきたい」と緊張した表情で話した。
今季初選出の籾井あき【写真提供:JVA】
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