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[欧州CL2021]男子はケンジェジン-コジエ 女子はコネリャーノが優勝

  • 海外
  • 2021.05.08

■女子決勝 

コネリャーノ[イタリア] ○3-2● ワクフバンク[トルコ]

(22-25,25-22,23-25,25-23,15-12)

 男子とは対称的に、女子決勝はともに国内リーグを制したものどうしの対戦カードとなった。第1セットから拮抗した展開となり、コネリャーノは6-8からOHミリアム・シッラ(イタリア)が連続ブロックポイントで同点に。それでもワクフバンクがOHガブリエラ・ギマラエス(ブラジル)のアタックなどで徐々に差を広げ、19-14からは自分たちのアタックミスなどで4連続失点するも、その後はOHギマラエスが得点を重ねて先取する。

 

<ワクフバンク>

 

 第2セットも序盤からサイドアウトの応酬が続く中、ギアを上げてきたのがコネリャーノのエースOPパオラ・エゴヌ(イタリア)。9-14から4連続得点を決めて追撃の口火を切る。18-17からはワクフバンクにミスが目立ち、21-17としたコネリャーノはセットポイントから再度はエゴヌがサービスエースを決めて、振り出しに戻した。

 

<コネリャーノのOPエゴヌ>

 

 第3セットはワクフバンクがOPイザベル・ハーク(スウェーデン)のアタックでブレイクを奪い、11-6と最大5点のリードをつける。一方のコネリャーノは、第1、第2セットでアタックポイントが1だったOHシッラをこのセット開始時からOHマッケンジー・アダムス(アメリカ)と交代。OPエゴヌとOHアダムスが中心となって得点を重ね、追い上げる。18-17と一時は逆転したコネリャーノだったが、このセットの主役はワクフバンクのOPハークだった。強烈なアタックで連続得点をマークし、名門ワクフバンクが5度目の欧州制覇に王手をかけた。

 

<ワクフバンクのOPハーク>

 

 だが、このまま引き下がるコネリャーノではなかった。第4セットではMBロビン・デクライフ(オランダ)がクイックとブロックで、OHキンバリー・ヒル(アメリカ)もレフトから着実に得点を決め、勝負どころではエゴヌが豪快なアタック。22-23からMBデクライフのクイックで同点とすると、そこからはエゴヌのサーブで相手に思うように攻撃をさせず、ゲームをフルセットに持ち込んだ。

 

<コネリャーノのOHヒル(写真中央)>

 

 最終第5セットはワクフバンクがOHミシェル・バーチ-ハックリー(アメリカ)の連続得点で4-0と好発進。対するコネリャーノはOPエゴヌに勝負を託し、その期待にエースも応える。10-10からOPエゴヌが3連続得点をマークし、頂点を手繰り寄せる。ワクフバンクもOHギマラエスのアタックで一矢報いたが、最後はOPエゴヌの得点でコネリャーノが激闘に終止符を打ち、女王の座についた。

 

<コネリャーノ>

 

 OPエゴヌは両チーム通じて41得点の活躍で文句なしのMVP受賞。また、MBデクライフも5本のブロックポイントをあげるなど、勝利に貢献した。敗れたワクフバンクはOPハークがチーム最多33得点。OHギマラエスが14得点、OHバーチ-ハックリーが13得点と続いたほか、MBゼーラ・ギュネシュ(トルコ)が11得点、と総合力の高さを発揮したが、世界屈指のアタッカーの前に屈した。

 

<コネリャーノのOPエゴヌ(写真右)>

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