日本代表国際親善試合~東京チャレンジ2021~の男子2日目は5月2日(日)に有明アリーナ(東京都江東区)で行われ、日本は中国にセットカウント3-1で勝利した。
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■男子2日目結果
日本 3-1 中国
( 25-20, 25-20, 21-25, 25-20 )
日本のスターティングメンバー:小野寺、関田、髙橋(藍)、李、西田、高梨、リベロ小川
日本は立ち上がりから髙橋藍のスパイクなど4連続得点でリードする。高さのあるスパイクやブロックを繰り出す中国に追いつかれるも、中盤に小野寺太志のブロックや李博のサービスエースなどで連続得点を奪い第1セットを先取。
第2セットは高梨健太に代わり大塚達宣、関田誠大に代わり藤井直伸が入ってスタート。序盤から大塚と高橋(藍)がスパイクを決めリードを広げる。中盤にかけても、リベロ小川智大の正確なパスからセッターの藤井がリズムよく攻撃を展開し、1度もリードを許すことなくセットを連取する。
第3セットは髙橋(藍)に代わり福澤達哉、小野寺に代わり髙橋健太郎を先発で起用。序盤から中国のブロックポイントを含む4連続失点でリードを許し、勢いに乗った相手を止められずにセットを落とした。
嫌な流れを断ち切りたい第4セット、福澤に代わりコートに戻った髙橋(藍)がスパイクを決めるなど、中盤まで一進一退の攻防が続く。終盤、二枚替えで入った清水邦広のブロックや大塚のサービスエースなどで4連続得点をあげてリードすると、最後はエース西田有志がライトからのスパイクを決め、セットカウント3-1で昨日に続き勝利を収めた。
■中垣内祐一監督コメント
「昨日よりも入りがよく、チームもうまく回っていた。3セット目を取られた後、集中して勝利できたことはよかった。1セット目のスタートから髙橋(藍)の連続スパイクでポイントを重ねたのはいい意味で驚きだが、まだまだこのようなチーム状態では強いチームと戦えないので、日々一歩一歩、階段を上がっていきたい」
■髙橋藍コメント
「自分の仕事はチームのリズムを作ること。今日はリズムを作った結果が勝利につながった。初の国際試合で緊張した部分はあったが、日の丸を背負うことで強い自覚を持つことができた。課題が見つかったので、東京2020オリンピックに向けて克服し、メンバーに入れるよう力を磨いていきたい」
■西田有志コメント
「昨日より被ブロックは少なかったが、ワンタッチを取られて切り返される場面が多く、髙橋(藍)選手に助けてもらった。(昨日の)課題に対し、今日はレベルを上げて取り組んで勝てたのはよかった。オリンピックではアグレッシブルにチームを鼓舞し、結果を求めてチームの一員として活躍できるように、日々頑張りたい」
■5月2日(日)出場選手12人
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 清水邦広(パナソニック)/193cm/OP
2 小野寺太志(JT広島)/201cm/MB ※主将
3 藤井直伸(東レ)/183cm/S
5 福澤達哉(パナソニック)/189cm/OH
11 西田有志(ジェイテクト)/186cm/OP
12 関田誠大(堺)/175cm/S
15 李 博(東レ)/193cm/MB
16 髙橋健太郎(東レ)/201cm/MB
17 高梨健太(WD名古屋)/189cm/OH
19 大塚達宣(早稲田大3年)/194cm/OH
21 髙橋 藍(日本体大2年)/188cm/OH
24 小川智大(WD名古屋)/176cm/L