男子日本代表は5月9日(日)、高崎アリーナ(群馬県高崎市)で紅白試合の第2戦を行った。
初日とは若干、チーム分けも変更して繰り広げられた全3セットの熱戦。前日負傷した西田有志選手は欠場、骨には問題のない右足関節(足首)捻挫との診断結果が発表された。
そんな中、この日はスタートから出場した大竹壱青選手をはじめ、誰もが気合いの入ったプレーを披露。チャレンジシステムがないため、微妙な判定には審判に対して激しいアピールが飛び交う場面も選手たちの真剣味を表していた。
ミーティングではミドルブロッカーの攻撃について指示が出ていたこともあって、今年度初選出の福山汰一選手を含め積極的なクイックが次々と繰り出された。「昨日より期待していたプレーができていた」と中垣内祐一監督も試合内容を評価したが、これから5月末に始まるネーションズリーグ(VNL)に向けたチーム作りにともなって、メンバー争いはさらに激しさを増していく。先週の国際親善試合ではコンディション不良でアピールの機会を逃した柳田将洋選手も「悔いの残らない動き、働きで持っているものを出し切りたい」と、改めて今後の戦いへの覚悟を語っていた。
■男子日本代表紅白試合 第2日目(5月9日・高崎アリーナ)
JAPAN白チーム 3-0 JAPAN紅チーム
(25-23, 25-11, 25-20)
■5月9日(日)のチーム分け
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
【紅チーム】
監督:中垣内祐一
コーチ:津曲勝利
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 清水邦広(パナソニック)/193cm /OP
3 藤井直伸(東レ)/183cm/S
5 福澤達哉(パナソニック)/189cm/OH
8 柳田将洋(サントリー)/186cm/OH
13 大宅真樹(サントリー)/178cm/S
15 李 博(東レ)/193cm/MB ※主将
16 髙橋健太郎(東レ)/201cm/MB
19 大塚達宣(早稲田大3年)/194cm/OH
24 小川智大(WD名古屋)/176cm/L
【白チーム】
監督:中垣内祐一
コーチ:フィリップ・ブラン
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
2 小野寺太志(JT広島)/201cm/MB ※主将
4 大竹壱青(パナソニック)/201cm/OP
6 山内晶大(パナソニック)/204cm/MB
12 関田誠大(堺)/175cm/S
17 高梨健太(WD名古屋)/189cm/OH
20 山本智大(堺)/171cm/L
21 髙橋 藍(日本体大2年)/188cm/OH
22 福山汰一(ジェイテクト)/191cm/MB