クラブでのシーズンを終えて日本代表に合流する【写真:所属事務所提供】
石川祐希(ミラノ)が5月15日(土)にリモート取材に応じ、イタリア・セリエAでの今季を振り返った。
イタリアでの6シーズン目を終えた石川は、470得点(チーム1位・リーグ8位)、レセプション169本(チーム1位・リーグ14位)、MVP受賞5試合などを記録。プレーオフ準々決勝であと一歩のところでペルージャに敗退したが、ミラノはCEVチャレンジカップで初優勝し、石川自身もプロ転向後初のタイトルとなるなど飛躍したシーズンになった。
今季を終えての感想を問われると「CEVチャレンジカップで優勝したことはホッとしているが、リーグには非常に悔しい思いを持っている。(一言で表すと)この先にやるべきことが見えた。自分の可能性がまだまだあると感じられたシーズンだった。プレーオフのような緊張感のあるレベルの高いところで、戦い続ける経験値が必要」と力強く答えた。
また、来季ミラノでプレーすることも発表されたが「このチームで準決勝に進みたいという思いがある。チームメイト、監督など大きな変化はないので、まだまだ成長できる可能性を感じ、決断した」と理由を明かした。
目標としては「ミラノでプレーオフ準決勝進出を達成したい。今季、非常に悔しい思いをしたことで、とても強い気持ちを持っているので、来季を楽しみにしているし、期待して欲しい。もっともっとパフォーマンスをあげられる自信はある。来季は地元のファンや日本のファンが会場に来て、僕のプレーを見てもらうこともひとつの願いとして持っている」と語った。
このあと、日本代表としてイタリアのリミニで開催されるネーションズリーグに参加することを考えると、イタリアに残る選択肢もあったのではという質問には、「僕自身今季日本代表の主将を務めるので、少しでもチームに合流し、理解しておいた方がいいと思った。監督からも戻ってきて欲しいという声があったので帰国するという決断した」と答えた。
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