ネーションズリーグ男子予選ラウンドはリミニ(イタリア)で6月5日、予選6日目が行われ、日本はフランスにフルセットで敗れた。通算成績は3勝3敗。FIVBランキングはこの試合の前後で日本が8位、フランスは5位のままとなっている。
■ネーションズリーグ2021男子
第6日目
日本(3勝3敗) 2-3 フランス(5勝1敗)
(25-21,22-25,26-24,21-25,11-15)
日本のスターティングメンバー:藤井、石川、山内、清水、髙橋(藍)、小野寺、リベロ山本
日本のパナソニックパンサーズで指揮を執るロラン・ティリ監督が監督を務めるフランスとの1戦。日本にはフランス出身のフィリップ・ブランコーチが在籍しており、縁の深い相手と言える。なおフランスは前日、セルビアにフルセットで敗れて1敗目を喫していた。
日本、フランスと互いに1セットずつを取り合って迎えた第3セット、石川主将や清水、髙橋(健)の活躍で23-16と大きくリードしたが、ここから相手のブロックに続けて捕まるなどして23-22と一気に差を詰められる。しかし24-24から清水がスパイク、サービスエースを決めてこのセットをもぎ取り、セットカウント2-1と王手をかけた。
押し切りたい第4セットだったが、終盤に相手のクイックやサーブでじわじわとリードを広げられて失い、勝負はフルセットへ。5-9と苦しい立ち上がりだったが、高梨のフェイントやナイスレシーブからのポイントで8-9まで追い上げに成功した。しかし終盤、またしても相手のサーブに攻められ、最後はクイックを決められて惜しくも勝利には届かず。2週目の3連戦は3連敗で終えた。
敗因について、小野寺は「相手のサーブに崩され、そこで差が出た。フランスのサーブは最後まで精度が高かったが、日本は勢いがなくなってしまったのが反省点。レシーブとサーブの差を埋められるようにしたい」と語った。
■次戦(予選ラウンド第7戦)
現地時間6月9日(水)12:00(日本時間19:00)
対戦相手:オーストラリア(FIVBランキング21位/5日時点)
■男子日本代表6月5日(土)フランス戦の出場14選手
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 清水邦広(パナソニック)/193cm/OP
2 小野寺太志(JT広島)/201cm/MB
3 藤井直伸(東レ)/183cm/S
5 福澤達哉(パナソニック)/189cm/OH
6 山内晶大(パナソニック)/204cm/MB
12 関田誠大(堺)/175cm/S
14 石川祐希(パワーバレー・ミラノ)/191cm/OH ※主将
15 李 博(東レ)/193cm/MB
16 髙橋健太郎(東レ)/201cm/MB
17 高梨健太(WD名古屋)/189cm/OH
19 大塚達宣(早稲田大3年)/194cm/OH
20 山本智大(堺)/171cm/L
21 髙橋 藍(日本体大2年)/188cm/OH
24 小川智大(WD名古屋)/176cm/L
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