市立尼崎と氷上がインターハイ連続出場記録を伸ばす【インターハイ兵庫県予選】
- 学生
- 2021.06.08
令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の兵庫県予選最終日が6月7日(月)に兵庫県立総合体育館(兵庫)で行われ、男子は市立尼崎が22大会連続33回目、女子は氷上が5大会連続40回目の本戦出場を決めた。
昨年度春高3位の市立尼崎は、苦しみながらも頂点に立った。新人大会に出場しておらず、実戦経験が少ないこともあって、スタメンの半数を2年生で臨んだ。しかし、序盤から神戸弘陵学園のエース藤本夢志の活躍もあり、9-14とリードを許す。それでも、エース白井康靖、森脇大翔のレフトからのスパイクなどで、3連続、5連続得点を挙げて逆転。その後、ミスもあり20-20と同点に追いつかれ、サイドアウトを取り合ったが、白井が強烈なスパイクをたたき込み、25-23で先取する。
続く第2セットも中村虹斗、下山直城の両ミドルブロッカーのクイックで得点を重ねるが、神戸弘陵学園も2本のブロックを決め、15-14と中盤まで競り合う展開が続く。しかし、白井のスパイクでリードを広げ、ストレート勝ち。インターハイの切符をつかんだ。
男子優勝の市立尼崎
白井康靖キャプテン(市立尼崎)
「大会を開催してくださった関係者の皆さんに感謝しています。新チームで初めて臨む公式戦で、メンバーもガラッと変わったので、連携面でうまくいかない部分がありました。インターハイでも感謝の気持ちを持って、自分たちのやるべきことをし、いつも支えてくれる仲間のためにも結果を残したいです」
藤本夢志キャプテン(神戸弘陵学園)
「1年生のころからイチアマ(市立尼崎)を倒すと言ってきて、いざ対戦してみると、手が届きそうだな、と感じることができました。春高予選までにチームを立て直して、万全な状態で全国大会にいきたいと思います」
<男子試合結果(準決勝、決勝)>
【決勝】
市立尼崎高 2-0 神戸弘陵学園高
(25-23,25-18)
【3位決定戦】
神戸学院高 2-0 神港学園高
(25-22,25-20)
【準決勝】
市立尼崎高 2-0 神戸学院高
(25-16,25-21)
神戸弘陵学園高 2-0 神港学園高
(25-19,25-16)
女子はともに準決勝で逆転勝ちした氷上と姫路女学院の決勝。第1セット序盤から主導権を握った氷上は、宮崎真菜、古賀百々音らが得点を重ね、25-17と危なげなくセットを先取する。
第2セット序盤は一進一退の攻防が続いたが、身長161㎝ながら高い跳躍力が持ち味の森本結衣がスパイクを4連続で決めるなど、6連続得点で14-9とリードを広げる。その後も池田茉莉のスパイクで得点し、25-17でセットを連取。40回目のインターハイ出場を決めた。
女子優勝の氷上
三宅望天キャプテン(氷上)
「3月の新人大会で自分たちのプレーができておらず、そこから一人一人が頑張ったから優勝することができました。2年前に出場したインターハイでは1回戦で敗退したので、日本一を目指して勝ち進んでいきたいです」
古田さくらキャプテン(姫路女学院)
「攻撃陣はそろっていると思うので、セッターのトス回しと、ブロックとレシーブの関係が悪かったことが反省点です。3年生は1年生のころからほとんど同じメンバーで試合に出ています。集大成の春高予選では負けたくないです」
<女子試合結果(準決勝、決勝)>
【決勝】
氷上高 2-0 姫路女学院高
(25-17,25-17)
【3位決定戦】
神戸常盤女高 2-0 園田学園高
(25-19,29-27)
【準決勝】
氷上高 2-1園田学園高
(22-25,25-17,25-16)
姫路女学院高 2-1 神戸常盤女高
(24-26,26-24,25-15)
インターハイ本戦は、女子は7月28日(水)から、男子は8月3日(火)からいしかわ総合スポーツセンター、金沢市総合体育館(ともに石川県)にて行われる。
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