ネーションズリーグ女子予選ラウンドはリミニ(イタリア)で6月14日(月)、予選12日目が行われ、日本はベルギーに3-1で勝利した。通算成績は9勝3敗となった。(写真:FIVB)
■ネーションズリーグ2021女子
12日目
日本(9勝3敗・3位) 3-1 ベルギー(5勝7敗・9位)※順位は試合終了直後のもの
(23-25,25-22,25-21,25-21)
日本のスターティングメンバー:石川、荒木、黒後、古賀、山田、籾井、リベロ小幡
第1セット序盤、古賀の攻撃を中心にリードするが、中盤ベルギーの4連続得点などもあり、逆転を許してしまう。終盤16-19から黒後のスパイク、石川のサービスエースなど5連続得点で逆転に成功。しかし、マルリース・ヤンセンスの3連続サービスエースなどで、ベルギーに再び逆転を許してしまいセットを落とす。
第2セットは序盤から古賀のスパイクなどでリードするものの、ベルギーもシルケ・ファンアーフェルマートのスパイクやヤンセンスのブロックなどで反撃し、振り切ることができないまま終盤に突入する。ベルギーのミスで生まれたリードを黒後の得点で広げ、最後は荒木がダイレクトで叩き込み、セットを取り返した。
第3セット、序盤からブレイクし合いながら一進一退となる。中盤ブリット・ヘルボッツのパイプやスパイクを止めることができずリードを奪われるが、古賀のスパイク、山田のブロードで追いかける。粘りを見せる日本は終盤、荒木主将のクイックで逆転、さらにヘルボッツのパイプ攻撃をブロックで止めてベルギーを突き放し、このセットを奪った。
第4セットは黒後、山田の攻撃でリードする。9-5の場面でブロックに飛んだ籾井の指に跳ね返ったボールが当たり、痛めた様子を見せ、10-7の場面で田代と交代した。終盤ヘルボッツのパイプなどでベルギーに追いつかれるが、相手のミスで再びリードする。さらには22-20の場面で戻った籾井のトスを古賀が決めるなど突き放して勝利した。
試合後、荒木は「難しいゲームをチームみんなで勝つことができてうれしい。高さのあるブロックとサーブに苦しんだが、速い攻撃やディフェンス力で勝つことができた」とコメントした。
■次戦(予選ラウンド第13戦)
現地時間6月18日(金)12:00(日本時間18日19:00)
対戦相手:ドミニカ共和国(大会順位7位、FIVBランキング8位/編集時点)
■女子日本代表6月14日(月)ベルギー戦の出場14選手
※表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 黒後 愛(東レ)/180cm/OH
2 古賀紗理那(NEC)/180cm/OH
3 島村春世(NEC)/182cm/MB
5 荒木絵里香(トヨタ車体)/186cm/MB ※主将
7 石井優希(久光)/180cm/OH
8 石川真佑(東レ)/173cm/OH
9 田代佳奈美(デンソー)/173cm/S
11 鍋谷友理枝(デンソー)/176cm/OH
13 奥村麻依(デンソー)/177cm/MB
14 小幡真子(JT)/164cm/L
15 井上琴絵(デンソー)/163cm/L
19 山田二千華(NEC)/184cm/MB
21 林 琴奈(JT)/173cm/OH
24 籾井あき(JT)/176cm/S