ネーションズリーグ女子予選ラウンドはリミニ(イタリア)で6月20日(日)に最終15日目が行われ、それまで控えが主体だったメンバーで臨んだ日本はセルビアに3-0で勝利した。この結果、予選ラウンド通算成績は12勝3敗の3位で、4チームで争われるファイナルラウンド進出を決めている。(写真:FIVB)
■ネーションズリーグ2021女子
15日目
日本(12勝3敗・3位) 3-0 セルビア(4勝11敗・13位)
(25-12,25-22,25-15)
日本のスターティングメンバー:石井、奥村、鍋谷、林、芥川、関、リベロ小幡
第1セット、林のスパイク、ブロックを含む7連続得点で好スタートを切った日本は、中盤も芥川のブロード攻撃などで順調に得点を重ねていく。その後も精彩を欠くセルビアを攻め立て、最後は関のサービスエースが決まり25-12でセットを奪った。
第2セット序盤は鍋谷のスパイクやサービスエース、芥川のブロックなど5連続得点で一気にリードを広げ、中盤も順調に得点を重ねる。終盤、セルビアのサラ・ロゾのパイプ攻撃、ミラ・ジョルジェビッチのブロックなどで2点差まで詰め寄られるが、最後は林のスパイクが決まり逃げ切った。
第3セットも序盤から石井のパイプ攻撃、奥村のブロード攻撃などで連続得点し、14-2とリードした。若い選手が主体のセルビアはヴァーニャ・サビッチの打点の高いスパイクなどで挽回する場面も見られたが、日本は大きくリードしたまま、最後は石井がスパイクを決めて勝利した。
14得点を上げた石井は試合後、「日本のサーブが序盤から走って、相手にコンビをつくらせなかったことが大きな勝因だと思います。ファイナルは強豪国とのトーナメントなので、しっかりコンディションを整えて初戦に臨みたいと思います」とコメントした。次戦、ファイナルラウンドのセミファイナルでは予選ラウンド2位のブラジルと対戦する。
予選ラウンド順位(上位4チームがファイナルラウンド進出チーム)
順位 |
チーム |
勝敗 |
ポイント |
1 |
アメリカ |
14勝1敗 |
42 |
2 |
ブラジル |
13勝2敗 |
40 |
3 |
日本 |
12勝3敗 |
33 |
4 |
トルコ |
11勝4敗 |
30 |
5 |
中国 |
10勝5敗 |
30 |
6 |
ドミニカ共和国 |
9勝6敗 |
29 |
7 |
オランダ |
9勝6敗 |
25 |
8 |
ロシア |
8勝7敗 |
24 |
9 |
ベルギー |
8勝7敗 |
19 |
10 |
ドイツ |
5勝10敗 |
16 |
11 |
ポーランド |
5勝10敗 |
15 |
12 |
イタリア |
4勝11敗 |
16 |
13 |
セルビア |
4勝11敗 |
14 |
14 |
カナダ |
3勝12敗 |
11 |
15 |
韓国 |
3勝12敗 |
10 |
16 |
タイ |
2勝13敗 |
6 |
■次戦(ファイナルラウンド・セミファイナル)
現地時間6月24日(木)16:00(日本時間23:00)
対戦相手:ブラジル(予選ラウンド2位、FIVBランキング3位/21日時点)
■女子日本代表6月20日(日)セルビア戦の出場14選手
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 黒後 愛(東レ)/180cm/OH
2 古賀紗理那(NEC)/180cm/OH
5 荒木絵里香(トヨタ車体)/186cm/MB ※主将
7 石井優希(久光)/180cm/OH
8 石川真佑(東レ)/173cm/OH
10 芥川愛加(JT)/180cm/MB
11 鍋谷友理枝(デンソー)/176cm/OH
13 奥村麻依(デンソー)/177cm/MB
14 小幡真子(JT)/164cm/L
15 井上琴絵(デンソー)/163cm/L
19 山田二千華(NEC)/184cm/MB
20 関 菜々巳(東レ)/170cm/S
21 林 琴奈(JT)/173cm/OH
24 籾井あき(JT)/176cm/S
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