男子 駿台甲府が初の全国、女子は帝京三が15年ぶりの優勝【インターハイ山梨予選】
- 高校生
- 2021.06.23
令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の山梨県予選最終日が6月20日(日)に市川三郷町生涯学習センター体育館(山梨)で行われ、男子は初優勝の駿台甲府、女子は帝京三が15年ぶり2回目の本戦出場を決めた。
エース秋山祐也キャプテンの獅子奮迅の活躍で、駿台甲府が初優勝に輝いた。準決勝の日川戦では第3セットに足がつりながらも、前衛、後衛問わずほとんどのトスを打ちきり、フルセットの末に勝利。決勝でも独壇場だった。
第1セット序盤、安定したサーブレシーブから、得意のバックアタックで得点を重ねる。中盤にも硬軟織り交ぜたバックアタックを次々と決め、危なげなくセットを先取した。続く第2セットも序盤から秋山が3連続得点。6-5とリードした場面では秋山の3本のバックアタックを含む6連続得点で一気に突き放した。その後も3枚ブロックを物ともせず、25-18でセットを連取。優勝が決まると、秋山は涙を流して喜んだ。
なお、9大会連続で本戦に出場し、6月上旬に行われた関東大会で県勢初優勝を飾った日本航空は、学校内でクラスターが発生したため棄権となった(女子も同様)。
男子優勝の駿台甲府
秋山祐也キャプテン(駿台甲府)
「昨年度の春高予選でも足がつりましたが、今回はインターハイが目の前にあったので体が持ってくれました。(日本)航空がインターハイに出ないのに、自分たちが出るのは違うな、と(優勝した)今でも思っています。でも、出場するからには全力で頑張りたいです」
<男子試合結果(準決勝、3位決定戦、決勝)>
【決勝】
駿台甲府高 2-0 甲府工高
(25-21,25-18)
【3位決定戦】
日川高 2-0 都留興譲館高
(25-12,25-20)
【準決勝】
甲府工高 2-0 都留興譲館高
(25-7,25-18)
駿台甲府高 2-1 日川高
(28-26,16-25,26-24)
女子は昨年度14年ぶりに春高出場を果たし、6月の関東大会でベスト8入りした帝京三が、高い実力を見せつけた。ツーセッターの武居佑李菜キャプテン、岡庭優衣のトスワークから、エース岡庭舞衣を中心に得点を重ね、第1セットを25-7と危なげなく先取する。第2セットは中盤に競り合う展開が続いたが、岡庭(優)の3本のサービスエースや、岡庭(舞)のスパイクでリードし、25-16でセットを連取。15年ぶりのインターハイで、目標のベスト8入りを目指す。
女子優勝の帝京三
武居佑李菜キャプテン(帝京三)
「5月の県総体から、点を決めきる練習をしてきました。今日の試合でこれまでやってきたことが出せたのは自信にしたいです。目標の全国ベスト8は簡単ではないですが、全員の力を合わせれば夢ではないと思います。勝ちたいではなく、勝つという気持ちでこれから練習します」
初の決勝進出を果たした佐久間 愛キャプテン(甲府城西)
「公立高校1位を目標にしてきて、韮崎高校に自分たちらしく全力で勝負でき、勝つことができてとてもうれしかったです。常に攻め続けることを忘れず、自分たちを信じてコート内で声を掛け合って士気を高めることができました。個々とチームの力をさらに上げて、春高予選では今までの集大成となるように全力で勝負したいです」
<女子試合結果(準決勝、3位決定戦、決勝)>
【決勝】
帝京三高 2-0 甲府城西高
(25-7,25-16)
【3位決定戦】
韮崎高 2-0 東海大付甲府高
(25-23,25-23)
【準決勝】
帝京三高 2-0 東海大付甲府高
(25-15,25-17)
甲府城西高 2-1 韮崎高
(25-21,20-25,27-25)
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