ネーションズリーグ女子ファイナルラウンドはリミニ(イタリア)で6月24日(木)に準決勝が行われ、日本はブラジルに1-3で敗れた。この結果、日本は本日25日の3位決定戦に回り、トルコと対戦する。(写真:FIVB)
■ネーションズリーグ2021女子 ファイナルラウンド
準決勝
日本(予選ラウンド3位) 1-3 ブラジル(同2位)
(15-25,23-25,31-29,16-25)
日本のスターティングメンバー:石川、荒木、黒後、古賀、島村、籾井、リベロ小幡
第1セット序盤、古賀、黒後のスパイクなどが決まり、お互いに一進一退の展開が続くも、10-9からブラジルのガビ(ガブリエラ・ギマラエス)らにスパイクを決められ4連続失点をすると、その後もガビのサーブから崩され8連続得点を許し12-20となり、そのままセットを先取される。
第2セット、スタートから4連続失点で1-5とされるも、古賀のサーブで相手を崩し、石川のスパイクや島村のブロード攻撃などで6連続得点を奪い8-6と逆転に成功する。しかし、ブラジルもガビを中心に連続得点を重ね、16-19と再逆転。日本は終盤に古賀の3連続スパイクで追い上げるも、タンダラ・カイシェタにスパイクを決められ23-25でセットを連取される。
第3セット序盤、古賀のスパイクと相手のミスで3-0とリードする。その後も石川のスパイクと黒後のサービスエースで4連続得点を挙げると、島村のブロード攻撃や籾井のブロックで連続得点を重ね12-5とリードする。しかしブラジルに追い上げられ逆転されるも22-24の場面から追いつき、ジュースの末31-29でセットを奪い返した。
第4セット、古賀、黒後のスパイクなどが決まり序盤から5-0とリズムを作るも、ブラジルに連続得点され5-6と逆転を許す。日本は古賀、黒後がスパイクで得点を挙げるも、ブラジルのガビらの連続得点で10-15とリードを広げられる。結局、終盤にもブラジルのスパイクやブロックに苦戦し、15-25でセットを落とし1-3で敗れた。
18得点の活躍を見せた古賀は試合後、「個人的な部分では、もう少しオフェンスで得点を取っていかないと厳しいと感じた。(明日の試合に向けて)明日は最後の試合、チーム全員で勝ちにいきたい。チームとしてディフェンスとオフェンスを機能させるために、サーブで攻めていきたい」とコメントした。
■次戦(ファイナルラウンド 3位決定戦)
現地時間6月25日(金)16:00(日本時間23:00)
対戦相手:トルコ(予選ラウンド4位、FIVBランキング5位/25日時点)
■女子日本代表6月24日(木)ブラジル戦の出場14選手
※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ
<背番号/名前(所属)/身長/ポジション>
1 黒後 愛(東レ)/180cm/OH
2 古賀紗理那(NEC)/180cm/OH
3 島村春世(NEC)/182cm/MB
5 荒木絵里香(トヨタ車体)/186cm/MB ※主将
7 石井優希(久光)/180cm/OH
8 石川真佑(東レ)/173cm/OH
9 田代佳奈美(デンソー)/173cm/S
11 鍋谷友理枝(デンソー)/176cm/OH
13 奥村麻依(デンソー)/177cm/MB
14 小幡真子(JT)/164cm/L
15 井上琴絵(デンソー)/163cm/L
19 山田二千華(NEC)/184cm/MB
21 林 琴奈(JT)/173cm/OH
24 籾井あき(JT)/176cm/S
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