1セットビハインドからの逆転勝利を収めた男子日本代表【写真:FIVB】
東京2020オリンピックのバレーボール競技は有明アリーナ(東京都江東区)で7月26日(月)に男子予選ラウンド2日目が行われ、日本はカナダにセットカウント3-1で勝利し、2勝目をあげた。
■東京2020オリンピック 男子予選ラウンドA組 2日目
日本(2勝) 3-1 カナダ(2敗)
(23-25,25-23,25-23,25-20)
日本のスターティングメンバー:石川、山内、西田、髙橋、小野寺、関田、リベロ山本
第1セット、日本は西田と髙橋がスパイクを決めるも、カナダはS.マーとキャプテンのJ.ペリンがスパイクを決め、10-10とお互いに譲らない展開が続く。中盤から終盤にかけても、シーソーゲームは続いたが、23-23からJ.ペリンとオポジットのエバンズに連続でスパイクを決められ23-25でセットを先取される。
第2セットスタート、西田がスパイクとサーブで得点を重ね5-2とリードする。その後、終盤まで両チーム譲らない展開が続くも、石川や途中出場した高梨がスパイクを決め20-18とリードすると、2点差を守り切ったまま最後は西田がライトからスパイクを決め、25-23でセットを奪い返す。
第3セットも序盤から石川と西田がスパイクを、小野寺がクイックを決め9-6と流れを作る。中盤、途中出場したカナダのN.ホーグにスパイクを決められ21-19と追い上げられるも、石川が終盤に連続でスパイクを決め、25-23でセットを連取した。
第4セットは、西田のサービスエースや髙橋のスパイクポイントなどで2度の4連続得点を奪い、8-3とリードする。カナダも反撃するが、リベロ山本が好レシーブを連発し、逆に日本が得点を重ねて19-12と一気にリードを広げる。終盤、カナダのJ.ペリンに連続でスパイクを決められるも、石川が2本連続でスパイクを決め25-20でセットを奪い、3-1で勝利を収めた。
チーム最多23得点をあげた西田【写真:FIVB】
西田有志コメント
やはりオリンピックは特別な舞台だと肌で感じた。コンディション的に迷惑をかけていて、オリンピックは恩返しする場所だと思っている。支えてくれてありがとう、というパフォーマンスを表現できた。我慢して、ボールをつなぐことができてよかった。(イタリア戦は)やることは変わらない。自分たちのクオリティーをどれだけ上げていけるか。特別な意識はせず、その試合にむけてコンディションを上げていきたい。
関田誠大コメント
1人1人の気持ちがボールに乗ったことと、サイドアウトが安定していたことがよかった。(2試合を終えて)着実にチーム力は上がっていると思うし、この先も楽しみ。(イタリアは)今日よりも格上だが、自分たちの持ち味であるサーブ、ディフェンスを出して、勝ちにいきたい。
■グループA順位
1位 日本 2勝0敗(勝ち点6)
2位 イラン 2勝0敗(勝ち点5)
3位 ポーランド 1勝1敗(勝ち点4)
4位 イタリア 1勝1敗(勝ち点2)
5位 カナダ 0勝2敗(勝ち点1)
6位 ベネズエラ 0勝2敗(勝ち点0)
■次戦
7月28日(水) 19時40分~(放送:NHK BS1)
対戦相手: イタリア(FIVBランキング8位/27日時点)
ライブ配信はこちら
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