Vリーグの舞台で活躍する選手たちの先輩後輩のタテのつながりや同級生などのヨコのつながりなどを振り返る「Vリーガーのタテヨココネクション」。今回はJTサンダーズ広島のミドルブロッカー、小野寺太志選手をお届けする。
小野寺は宮城県名取市の出身。中学時代は野球部に入っていたが、引退後、全国都道府県対抗中学バレーボール大会(JOC杯)の宮城県選考会に参加し、代表に選ばれて出場した。大会ではトーナメント1回戦で1学年下の津田大地(大同特殊鋼)がいた鹿児島県と対戦しており、オリンピック有望選手に選出された。
高校は宮城県の強豪、東北高(宮城)に進学し、1年時からレギュラーとして出場。1学年上には松林憲太郎(サントリー)がいた。2011年の北東北インターハイ2回戦で2学年上の手原紳(FC東京)がいた近江高(滋賀県)と対戦している。
近江高時代の手原(背番号2)
東北高校時代の小野寺
2012年の第64回春の高校バレーでは2回戦で崇徳高(広島)と対戦。崇徳高には3年生に田中寛人(兵庫)、井上航(JT広島)、同学年となる1年生には平田亮介(FC東京)らがいた。2年時には第65回春の高校バレーに出場した。1回戦で2年生に小森郁巳(サフィルヴァ)のいる佐賀商高に勝利、3回戦で1年生の笠利真吾(VC長野)がいる東洋高と対戦し敗れた。
崇徳高時代の平田
崇徳高時代の井上
卒業後は東海大に進学。同学年には宮原和輝(FC東京)、神谷雄飛(WD名古屋)がおり、1学年下には佐藤謙次(サントリー)、永露元稀(WD名古屋)らが在籍していた。3年時の2016年全日本インカレでは1学年上の久原翼(パナ)、松林(サントリー)、井上(JT広島)らと共に活躍し準優勝した。
4年時の2017年全日本インカレでは主将としてチームを引っ張り、準決勝で同学年の喜入祥充(サントリー)、山﨑貴矢(堺)、1学年下の藤中優斗、小林光輝(ともにジェイテクト)らのいる早稲田大に敗れた。3位決定戦では石川祐希(パワーバレー・ミラノ)、大竹壱青(パナソニック)、武智洸史(JT広島)、平田(FC東京)らのいる中央大に敗れ4位で大会を終えた。
早稲田大時代の喜入
中央大時代の大竹
ここまで小野寺のつながりのごく一部を挙げてきた。現在Vリーグで共に戦う選手たちと過去に対戦していたり、あるいはチームメートだった選手と別々のチームで戦ったりしている。他にもどのようなつながりがあるか、探してみてほしい。