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春高2025

インターハイ男子 鎮西がフルセットを制し逆転優勝

  • 高校生
  • 2021.08.06

 令和3年度全国高等学校総合体育大会(北信越インターハイ)男子競技大会が石川県で行われ、鎮西が平成29年度の大会以来4度目の優勝を果たした。

 

 

【写真】男子決勝フォトギャラリー

 

 

■令和3年度全国高等学校総合体育大会(北信越インターハイ)男子競技大会 決勝

鎮西 3-2 駿台学園

(26-28,23-25,31-29,25-21,20-18)

 

 

 

予選ラウンドのリベンジを果たした鎮西【写真:月刊バレーボール】

 

 

 それぞれ準決勝でフルセットの接戦を制し、勝ち上がった鎮西と駿台学園の決勝。この対戦は今大会2度目で、予選グループ戦で対戦した際は、駿台学園がストレートで勝利していた。すでに手の内を明かした状態での戦いは、5セット中3セットがジュースというフルセットの激闘となった。

 

 第1セットからサイドアウトの応酬で、終盤まで2点差以上開くことなく、一進一退の展開。駿台学園の佐藤遥斗の攻撃を鎮西が連続でブロックしたかと思えば、駿台学園も鎮西の平田悠真のスパイクをブロックするなど競り合い、ジュースにもつれ込むが、最後は鎮西の舛本颯真のスパイクがミスとなり駿台学園がセットを先取した。

 

 第2セットは、駿台学園が佐藤、中島彬の攻撃でわずかにリードすると、終盤までリードを守り続ける。23-19から鎮西が3連続得点で追い上げたが、追いつかれることなくセットを連取。勝利まであと1セットに迫った。

 

 第3セットは30点を越える激闘となった。序盤で鎮西の舛本がスパイクやサーブで活躍し4連続得点するも、中盤で追いつかれそこからは一進一退。舛本と佐藤の2年生エースどうしが打ち合う展開となったが、最後は舛本がバックアタックを決めて鎮西がセットを奪取する。

 

 第3セットの流れそのままにサイドアタッカーの打ち合いとなり、点差が開かぬまま試合が進んだ第4セット。しかし、中盤で舛本が3連続バックアタックを決めてリードをつかむと、その後も少しずつブレイクを重ね、鎮西がセットを連取。試合を振り出しに戻した。

 

 第5セットに突入するも、この日だけで両チームともに8セット戦っており、選手たちは疲労困ぱい。メンバーを入れ替えながら戦う駿台学園に対し、鎮西はエース舛本が上がってくるトスを駿台学園コートに叩きこみ続ける。駿台学園も中島、佐藤が奮闘し得点を重ね、14-12でマッチポイントにたどり着くも、連続でミスが出てしまいジュースに。互いに譲らぬ攻防が繰り広げられたが、最後は駿台学園コートにボールが落ち、ゲームセット。鎮西が見事に逆転勝利を収めた。

 

 

 

鎮西の選手たちはコートの中で抱きあって喜んだ【写真:月刊バレーボール】

 

 

 

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