9月13日(月)、千葉ポートアリーナ(千葉)で第21回アジア男子選手権大会の予選グループ戦2日目が行われた。日本はバーレーンと対戦し、3-1(23-25,25-17,25-23,25-16)で2勝目をあげた。
<バーレーンを下し2連勝した日本>
初日に続いてキャプテンの石川祐希は出場せず、アウトサイドヒッターは髙橋藍と高梨健太の二人。オポジットには大竹壱青、セッターは大宅真樹が先発で起用された。また、ミドルブロッカーの福山汰一が国際試合で初めてスタメンに名を連ねた。
第1セットは終始競り合う展開。日本は髙橋、高梨を中心に得点するも、なかなか自分たちのリズムを作ることができない。23-22でリードしていたが、大竹のスパイクミスと、バーレーンのブロックで3連続失点。逆転でセットを奪われた。
切り替えて臨んだ第2セットは、中盤から日本のペース。福山のサービスエースや、大竹のフェイントなどで連続得点を重ね、セットを奪い返した。
<両チーム最多の26得点を上げた髙橋>
続く第3セットは一進一退の攻防が続く中、19-19で日本がタイムアウトを要求。その直後に途中出場の宮浦がスパイクを決めて一歩リードすると、次は髙橋がサービスエースを決めてリードを2点に広げ、その後はサイドアウトを取り合って、日本がセットを連取した。
第4セットは立ち上がりで3連続失点するも、このセットスタメンで出場した宮浦が前衛後衛関係なく得点。中盤には高梨のスパイクを皮切りに5連続得点でバーレーンを突き放し、最後も高梨が相手コートにフェイントを落として、逆転勝利を収めた。
予選グループ戦最終日の14日(火)、日本はここまで0勝2敗のインドと千葉ポートアリーナで対戦する。
<国際試合で初めて先発出場した福山(写真左)>
【試合後コメント】
中垣内祐一監督「クイックを使えず、単調な攻撃になってしまったことがセットを落とした原因。調子のいい両サイドに助けられた。選手層を厚くするという意味で、髙橋、高梨の2人が頑張れたことは評価したい」
髙橋 藍「自分たちのリズムが作れず、ブレイクにつなげることができなかった。エースの石川選手がいない中、しんどい時に1点を取ることができたのは自信にしたい」
福山汰一「相手がもともとあったデータとは異なるバレーボールを展開してきたこともあるが、自分たちの出だしも悪かったため、ずるずるいってしまった」