ヴォレアスが『VOREAS GREEN DEAL宣言』で「経済・環境」と向き合う
- V男子
- 2021.09.24
バレーボール界だけでなく、地球全体とも向き合う。Vリーグ(V2男子)のヴォレアス北海道は9月22日(水)に記者会見を行い、『VOREAS GREEN DEAL宣言』を発表した。これは昨今、世界中で啓発されている“持続可能な社会を実現するための活動”の一環として、チームが新たに取り組むものだ。
<記者会見に出席した(写真左から)渡辺俊介、池田憲士郎代表取締役社長、越川優/写真:チーム提供>
株式会社VOREASの池田憲士郎代表取締役社長は会見で、「スポーツチームとしてホームゲームを開催する中で、スポーツが本来持つ“健康でクリーン”とは相反する現実があった」と、実行に至った背景を説明。具体的には、イベント時に発生する大量のゴミや、グッズなどの大量生産・大量消費、また提供される高カロリーのフードなどが挙げられた。
会見に同席した越川優は、「これまではホームゲームで排出されるゴミの量を気にしたことがなかったのが正直なところです」と告白し、「(昨季から)ヴォレアスに入団し、そうした現実がどのようなことにつながっているかを考えるようになりました。その環境を整え、プロチームとして未来をよくするために活動していく準備を選手一人一人がやっていかなければならない」と宣言の実現に思いを込めた。
<悲願のV1昇格を目指し突き進むヴォレアス>
また、3人の子どもを持つ渡辺俊介も「一人のアスリート、そして、父親として、子どもたちの未来へつなげるための行動を考えていきたい。サポーターの方々にも親子で一緒に会場へ見にきていただき、環境問題などを考えるきっかけをつくれたらと思います」と思いを口にした。
これまでも前例のない取り組みを行ってきたヴォレアス北海道。きたる2021-22シーズンでV2優勝を目指す一方、スケールの大きな活動をこれからも実現していく。
「地球環境やサポーターの皆さまの健康のために、チームとして起こすべき行動を考えた結果、誰もが安心して活動できることを目指し、この『VOREAS GREEN DEAL宣言』を発出します」(池田代表取締役社長)
(取材・文/坂口功将〔編集部〕)