Vリーグ(V2男子)のヴォレアス北海道は10月9日(土)に新入団選手発表の記者会見を行い、サントリーサンバーズから期限付き移籍の柏田樹と、新加入の酒井駿が意気込みを語った。
<サフィルヴァとのプレシーズンマッチ後に設けられた会見/写真:VOREAS,INC.>
昨季もサントリーからレンタル移籍し、V2男子のサフィルヴァ北海道でプレーしていた柏田。今回の移籍について、「来季(22/23)以降、サントリーで活躍したい気持ちがあります。サントリーとヴォレアスは、『サーブで崩してブロックで仕留める、ブロックからトランジションアタックで得点を重ねる』という戦術が似ている印象で、そうしたチームを経験することでスムーズに、(これからの自分の成長に)つなげられると思いました」とステップアップへの思いを口にした。
会見当日は昨年度在籍のサフィルヴァとのプレシーズンマッチに出場したが、「勝ちにいく、相手を倒しにいく気持ちでプレーしていました」と頼もしいコメント。高さと速さのあるクイックや揺れ幅の大きいフローターサーブが柏田の持ち味であり、エド・クライン監督も「相手チームにとって脅威になる」と期待を寄せた。
<将来に向けたステップアップを描く柏田/写真:VOREAS,INC.>
また、昨季は長野GaRons(当時はV2男子、今季はV3)でプレーし、リーグ3番目の総得点をマークした酒井駿もヴォレアスに入団が決定。「すべてのプレーでいいものを備えている」とクライン監督も印象を語り、酒井は「長野GRで培ったプレーを発揮し、素晴らしい監督や選手、環境のもとで成長しながら、若い力で勝利に貢献したい」と言葉に力を込めた。
今回の新入団選手2名の獲得について、「満足できる」と指揮官。チームが目指すV1昇格への追い風となるだろう。
<攻守でバランスのよさが光る酒井は新天地で活躍を誓う/写真:VOREAS,INC.>
(取材・文/坂口功将〔編集部〕)