堺の出耒田敬と山本智大が一日駅長就任 「駅員をやってみたかったのでうれしいです」(山本)
- SV男子
- 2021.10.10
リーグ優勝へ出発進行! V.LEAGUE DIVISION1 MENの堺ブレイザーズは10月10日(日)、ホームタウンの堺市でリニューアルオープンした大浜体育館での初ホームゲーム開催記念イベントに出席。今季キャプテンを務める出耒田敬と、東京2020オリンピックに出場したリベロ山本智大が南海電鉄堺駅の1日駅長を務めた。
<駅員の敬礼ポーズをする山本(写真左)と出耒田(同右)>
イベントでは初めに1日駅長嘱託式が行われ、山本光和堺駅長から2人へ駅員の証しである白い手袋と帽子が手渡された。帽子を着用した山本は「小さいころから一度は駅員をやってみたいと思っていたので、うれしいです」と笑顔。特注の3Lサイズの手袋をはめた出耒田は「今日は安心安全に気を配り、職務をまっとうしたいです」と意気込みを語った。
2人は実際に駅のホームで南海電鉄の和歌山市行き特急サザンへ出発合図を送った。停車時間はほんのわずかだったが、緊張した様子を隠せずにいた2人は電車を見送ったあと、ほっとした表情を浮かべた。
<駅長として特急サザンを見送った>
また、堺駅は大浜体育館の最寄り駅ということで、南改札口内には出耒田の等身大パネルが設置され、その除幕式も行われた。実際にパネルを目にした出耒田は思わず「恥ずかしい」と漏らしたが、「これを見ていただき、体育館へ向かうファンの方々には気持ちを“観戦モード”にしてほしいです」とコメント。山本は「僕のも作ってほしいです!!」とうらやましがった。
イベントの最後には“入魂式”として、ホームに飾られているチームの広告シートに2人が直筆サインを書き込んだ。堺ブレイザーズは今季、11月に大浜体育館でホームゲームを実施予定。すでに体育館内にはチームのバナーやブースが設けられており、出耒田は「すごくきれいで、広い体育館です。その場所で皆さんの前でプレーできることにモチベーションも上がります。とても期待されていると感じました」と感想を語る。
<南改札口の構内に設置された等身大パネル>
山本も「オリンピックは無観客だったので、その分、応援の力の大切さを感じました」と振り返り、この日のイベントでも「ぜひ会場に足を運んでください」と呼びかけた。
「今季こそは優勝という思いでチームづくりをしてきました」と出耒田。即戦力の新入団選手も加わった堺ブレイザーズはこの日、ホームタウンのエールを受けながら、頂点に向けて発車した。
(取材/坂口功将〔編集部〕)
<入魂!!>
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