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[ロシア21/22]第2節 スーパーカップはモスクワが攻守で上回り優勝

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22シーズンの第2節はスーパーカップが実施されました

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■昨季王者のモスクワがスーパーカップを制して今季初タイトル

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第2節》モスクワ 3–1 サンクトペテルブルク

(26-24,25-21,21-25,29-27)

(現地10/10)

 レギュラーシーズン第2節のうち、スーパーカップとして実施されたモスクワとサンクトペテルブルクの一戦。先行したのはホームのモスクワだった。第1セットを競り合いの末に獲得すると、続く第2セットはチーム合計5本のサービスエースを浴びせ連取に成功する。

 

 対するサンクトペテルブルクは第4セット開始時からOPイバン・ポドレビンキン(ロシア)を下げて、OHヒョードル・ボロンコフ(ロシア)を投入したほか、OHエゴール・クリュカ(ロシア)がOPのポジションに入って反撃を開始。サーブレシーブを立て直し、セットを奪い返す。

 

<モスクワのMBイリヤ・ウルソフ(写真コート奥)は4本のブロックポイントに加え、攻撃でもアクセントに>

 

 続く第4セットはモスクワのOHヤロスラフ・ポドレスニフ(ロシア)がリーダーシップを発揮し、チームをけん引。「役目をまっとうしてくれた」とコンスタンティン・ブライヤンスキ監督も称賛するポドレスニフの活躍もあり、セットを奪取。スーパーカップのタイトルを手にした。

 

 試合を締めくくるブロックポイントをあげたMBバディム・リコシェルストフ(ロシア)は「最高です!! 優勝しトロフィーを手にすることは、いつもうれしいことで、疲れも吹き飛ぶほど。ですが、喜びに浸る時間はありません。シーズンは始まったばかり。私たちは前に突き進みます」と次なるタイトルを見据えた。

 

<サンクトペテルブルクのOHクリュカ(写真右端)はチーム最多20得点の奮闘>

 

*****

 

◆《第2節》ウファ 3–2 ニジネヴァルトフスク

(18-25,25-19,19-25,25-20,15-11)

(現地10/9)

 今季初戦となるホームのニジネヴァルトフスクはOHサベリー・ポズニャコフ(ロシア)が4本のブロックポイント、Sユーリ・ティト(ウクライナ)が4本のサービスエースをマークしたが、フルセットの末に敗北。今季初勝利のウファはOH二コラ・マレシャル(フランス)が4本のサービスエースを含む最多21得点の活躍を見せた。

<ウファのOHマレシャル(写真中央)が巧みに得点を重ねる

 

++++

◆《第2節》ケメロヴォ 3–1 スルグト

(21-25,25-21,25-18,25-20)

(現地10/9)

 開幕戦黒星スタートとなったケメロヴォは今季加入のOPアラン・ソウザ(ブラジル)が3本のブロックポイントを含む最多30得点の大活躍。OHアントン・カルプコフ(ロシア)が16得点、途中出場のOHロマン・パクシン(ロシア)が13得点と続き、今季初勝利を収めた。

 

++++

◆《第2節》ベルゴロド 3–0 ニジニ・ノヴゴロド

(25-17,25-15,25-22)

(現地10/9)

 ホームのベルゴロドはOPモハメド・アルハクダディ(モロッコ)の16得点を筆頭に4選手が2桁得点をマーク。守ってはアルハクダディとMBアレクセイ・シャモイネンコ(ロシア)がともに4本のブロックポイントをあげて、ニジニ・ノヴゴロドを封じ込めた。

<ベルゴロドのOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア/写真中央)は3本のサービスエース>

 

++++

◆《第2節》レニングラード 0–3 カザン

(16-25,21-25,20-25)

(現地10/10)

 カザンはSマイカ・クリステンソン(アメリカ)が今季新加入およびロシアリーグ初参戦とは思えぬほど、攻撃陣と息の合ったコンビを展開。OHドミトリー・ボルコフ(ロシア)が15得点、OPマキシム・ミハイロフ(ロシア)が14得点をあげる中、チームのアタック決定率は66%をマーク。レニングラードを一蹴した。

<カザンのSクリステンソン(写真中央)のトスワークが冴える>

 

++++

◆《第2節》ノヴォシビルスク 3–0 オレンブルク

(25-23,25-23,25-14)

(現地10/10)

 アウェーのノヴォシビルスクは第2セット途中から出場のMBデニス・チェレスキ(ロシア)が4本のサービスエースをマーク。MBイリヤス・クルカエフ(ロシア)も3本のブロックポイントをあげるなど個々が持ち味を発揮し、開幕2連勝。次節はモスクワとの全勝対決だ。

<タイトルを獲得をにらむノヴォシビルスク>

 

++++

◆《第2節》ウレンゴイvs.クラスノヤルスク

…10月20日に実施予定

 

ロシア・スーパーリーグ男子 レギュラーシーズン

==順位表/第2節終了時点==

1 ノヴォシビルスク 20(勝ち点6)▲

2 カザン 20(勝ち点6)▲

3 モスクワ 20(勝ち点5)▲

4 ベルゴロド 11(勝ち点4)▲

5 ケメロヴォ 11(勝ち点4)▲

6 サンクトペテルブルク 11(勝ち点3)▼

7 ニジニ・ノヴゴロド 11(勝ち点3)▼

8 ウファ 11(勝ち点2)▲

9 レニングラード 11(勝ち点2)▼

10 ニジネヴァルトフスク 01(勝ち点1)▲

11 スルグト 02(勝ち点0)-

12 クラスノヤルスク 01(勝ち点0)▼

13 オレンブルク 02(勝ち点0)▼

- ウレンゴイ 00(勝ち点-) 

※勝敗(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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