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春高2025

[ロシア21/22]第6節 激闘! モスクワが無敗のカザンを下す

  • 海外
  • 2021.11.09

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22シーズンの第6節は昨季王者モスクワとリーグの盟主カザンとの一戦が行われました。白熱したゲームの模様をレポート!

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■一進一退の攻防。サーブで攻め続けたモスクワがカザンとの熱戦を制する

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第6節》モスクワ 32 カザン

(25-23,28-30,25-21,19-25,15-13)

(現地11/6)

 リーグ屈指の強豪クラブによる今季初対戦は、まさに死闘となった。鍵となったのはサーブだ。第1セット、モスクワは21-22からSパベル・パンコフ(ロシア)のサービスエースで同点にすると、23-23からOHデニス・ボグダン(ロシア)がサーブで効果的に相手を崩し、最後は2本連続でブロックポイントをあげて先取する。

 

<モスクワは第2セット開始時からMBベロゴルチェフ(写真中央)を投入してブロックを強化

 

 第2セットはカザンがお返しとばかりにサーブから流れを引き寄せると、ジュースにもつれ込んでからもひるむことはなく、29-28からSマイカ・クリステンソン(アメリカ)がノータッチエースを決めて、セットを奪い返す。第3セットはモスクワがMBマキシム・ベロゴルチェフ(ロシア)が相手のクイックを一枚ブロックで仕留める一方、要所で得点を重ねてセットを獲得。

 

 だが、カザンも第4セット終盤でOPマキシム・ミハイロフ(ロシア)やOHアンドレイ・スルマチェフスキ(ロシア)のアタック、そして、またまたクリステンソンのサービスエースなど3連続得点をあげて、セットカウントをタイに戻す。

 

<カザンのOHボルコフ(写真コート奥右端)は4本のブロックポイントをあげるなど守備でも存在感>

 

 最終第5セットはカザンが6-9からスルマチェフスキのアタックにクリステンソンのサービスエースなど5連続得点で逆転に成功するも、モスクワはここから反撃。ミハイロフのアタックを仕留めると、リリーフサーバーで投入されたSチェスラフ・シュベンチキス(ロシア)の値千金のサービスエースなど5連続得点でマッチポイントに到達する。カザンがOHドミトリー・ボルコフ(ロシア)のアタックなどで食らいついたものの、最後はモスクワのボグダンがレフトから得点し、激闘に終止符を打った。

 

<一気につかんだ流れを離すことなく、総力戦で勝ち星をつかんだモスクワ>

 

 試合を終えて、モスクワのコンスタンティン・ブライヤンスキ監督は「選手たちはよく5セットを耐えてくれたし、それぞれの持ち味を発揮してくれた」とコメント。一方、今季初黒星となったカザンのボルコフは「相手はとても強いサーブを打ってきたから、なんとかしてアタックライン上に返球するよう頑張った。敗れたけれど、総じて素晴らしいゲームだった」と語った。

 

>>><次ページ>そのほか6試合をハイライトでお届け

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