gv-logo

春高2025

[ロシア21/22]第7節 ベルゴロドが通算650勝目をストレートで飾る

  • 海外
  • 2021.11.16

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22シーズンの第7節は名門ベルゴロドが節目を迎えました。

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■“ライオンズ”が節目の通算650勝 テチューヒンJr.が最多15得点で完勝

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第7節》ベルゴロド 3-0 クラスノヤルスク

(25-17,25-20,25-17)

(現地11/13)

 1976年に創設され、スーパーリーグ(国内選手権含む)では4連覇を含む8度の優勝、そして2014年の世界クラブ選手権ではロシアのクラブチーム史上初のチャンピオンに輝いた歴史を持つベルゴロド。“ライオンズ”の愛称で親しまれる名門クラブが、リーグ通算650勝目を手にした。

 

<ベルゴロドに今季から加入したOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア/写真右から2番目)>

 

 ホームでクラスノヤルスクを迎えた今節は、計6本のブロックポイントで相手の攻撃を封じ込めて第1セットを先取する。第2セットでは計4本、第3セットでは計5本のサービスエースを浴びせて完勝を収め、節目に到達。この試合で5本のサービスエースを含むチーム最多15得点をあげたOHパベル・テチューヒン(ロシア)は「サーブが走ったことで、自分たちのゲームにすることができた」と勝因を語り、ベルゴロドのボリス・コルチン監督は「終始、いいリズムで集中力を保って戦えた。勝ち点3を獲得できてよかった」と喜んだ。

 

<偉大な父親を持つパベル(写真左から2番目)は主力を担う>

 

 パベルの父親は言わずと知れたロシアバレーボール界のレジェンド、セルゲイ・テチューヒン。セルゲイは今季からチームの総監督に就任し、チームを支えている。昨季はリーグ最下位に沈んだベルゴロドだが、“親子鷹”ならぬ“親子獅子”で、新たな歴史を刻んでいく。

 

*****

 

◆《第7節》レニングラード 2-3 ニジネヴァルトフスク

(30-28,25-20,16-25,26-28,11-15)

(現地11/13)

 2セットダウンとなったニジネヴァルトフスクは第3セット開始時から3選手を交代させて反撃を開始する。大胆な一手を打った一方で、フル出場のOPマキシム・サポズコフ(ロシア)がチーム最多29得点、MBユーリ・チェプコフ(ロシア)が最多5本のブロックポイントをあげて、見事に逆転勝利を収めた。

<勝敗数をタイに戻したニジネヴァルトフスク>

 

++++

◆《第7節》スルグト 3-1 ニジニ・ノヴゴロド

(25-22,25-23,22-25,25-19)

(現地11/13)

 「相手はいいチームだし、自分たちよりも強いぞ、と全員で話したんだ」と明かすはスルグトのOHイリヤ・コバレフ(ロシア)。謙虚に、だからこそ、一丸となって臨んだ。スルグトはOPニキータ・アレクセエフ(ロシア)が最多17得点、コバレフが15得点と続くなど、4選手が2桁得点をあげて勝利。開幕4連敗から一転、3連勝とした。

<スルグトは第1セット途中で負傷退場したMBアレクサンデル・オコリッチ(セルビア)の状態が気がかりだが…>

 

++++

◆《第7節》オレンブルク 2-3 ウファ

(34-32,25-21,16-25,17-25,10-15)

(現地11/13)

 競り合いの末に第1セットを先取し、第2セットも獲得。念願の今季初勝利に王手をかけたオレンブルクだったが…、ここから失速。反対に、逆転勝利を収めたウファは連敗を4でストップ。OPエフゲニー・リャバコフ(ロシア)が最多29得点、MBアレクサンデル・グチャリュク(ロシア)が7本のブロックポイントの活躍を見せた。

 

++++

◆《第7節》モスクワ 3-0 ウレンゴイ

(29-27,25-17,25-15)

(現地11/13)

 「第1セットは自分たちのサーブミスが多かった」と振り返ったモスクワのSパベル・パンコフ(ロシア)。それでも第2セット以降はしっかりと修正し、大差をつける。終わってみればストレート勝ちを収め、コンスタンティン・ブライヤンスキ監督も「サーブが改善できたことで、それ以外のプレーも通常どおりになった」と胸をなでおろした。

<モスクワはOHアントン・セミシェフ(ロシア/写真コート奥右端)もレギュラー争いに名乗り出る>

 

++++

◆《第7節》サンクトペテルブルク 1-3 カザン

(22-25,22-25,25-22,17-25)

(現地11/13)

 今季最初の“ゼニトダービー”は、OHドミトリー・ボルコフ(ロシア)が両チーム通じて最多22得点をマークしたカザンに軍配。カザンはボルコフとMBアルチョム・ボルビッチ(ロシア)の4本を筆頭にチーム合計13本のブロックポイントをあげて、相手の攻撃をはね返した。

<カザンのSマイカ・クリステンソン(アメリカ/写真コート奥)とサンクトペテルブルクのMBパシトスキ・ドミトリー(ロシア/同中央)の空中戦>

 

++++

◆《第7節》ノヴォシビルスク 3-1 ケメロヴォ

(25-18,25-16,22-25,25-23)

(現地11/14)

 開幕から失セット0を継続していたノヴォシビルスクだったが、今節の第3セットでケメロヴォに計5本のブロックポイントを喫し、ついにセットを落とす。それでも、続く第4セットはローテーションをぐるりと回して立て直し、“シベリアダービー”を制した。MBイリヤス・クルカエフ(ロシア)は「自分が覚えているかぎり、ケメロヴォとの試合はいつもハードなものになる。けれども、それぞれが強みを発揮して勝利したことは今後にも生きてくる」と語った。

<ノヴォシビルスクのOPドラジェン・ルブリッチ(セルビア/写真右)の豪快なアタック>

 

++++

 

ロシア・スーパーリーグ男子 レギュラーシーズン

==順位表/第7節終了時点==

1 ノヴォシビルスク 70(勝ち点21)-

2 カザン 61(勝ち点19)-

3 モスクワ 61(勝ち点16)-

4 ベルゴロド 43(勝ち点14)▲

5 サンクトペテルブルク 43(勝ち点11)▼

6 レニングラード 43(勝ち点11)▼

7 ニジニ・ノヴゴロド 34(勝ち点10)-

8 スルグト 34(勝ち点9)▲

9 ニジネヴァルトフスク 33(勝ち点8)-

10 ケメロヴォ 25(勝ち点8)▼

11 ウファ 25(勝ち点6)▲

12 ウレンゴイ 24(勝ち点5)▼

13 クラスノヤルスク 25(勝ち点5)▼

14 オレンブルク 0勝7敗(勝ち点1) –

※勝敗(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

  • マグダビッド×関田誠大
  • アシックス×高橋藍
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ
  • 自社広告のご案内
  • 全国専門学校選手権2019

pagetopbtn