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春高2025

[イタリア21/22]第6節 西田が初MVP ビーボ・ヴァレンティアは連敗ストップ

  • 海外
  • 2021.11.18

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第6節では日本が世界に誇るビッグサーバーが活躍を見せました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■連敗を4で止めたのは、チームの全サーブポイントをマークした西田!!

 [MATCH OF THE ROUND]

《第6節》ビーボ・ヴァレンティア 3-0 ラヴェンナ

(25-20,25-22,25-21)

(現地11/14)

 OP西田有志(日本)やブラジル代表の面々を新たに加え、飛躍を誓うビーボ・ヴァレンティアだが、開幕戦で白星を飾ったものの、以降は4連敗。そろそろ勝ち星がほしい…、と願うファンも含めて682人がホームアリーナのパラマイアタに駆けつけた一戦では、怪物サウスポーが本領を発揮した。

 

<ビーボ・ヴァレンティアのMBジョバンニ・ガルジューロ(イタリア/写真左から2番目)も気迫を押し出す

 

 幸先よく第1セットを先取したビーボ・ヴァレンティアは第2セットから西田のサーブが炸裂。第2セットで3本、第3セットで2本と西田は計5本のサービスエースをマークする。西田のチーム最多16得点にOHルカ・バシック(フランス)が13得点、OHドウグラス・ソウザ(ブラジル)が12得点と続いたビーボ・ヴァレンティアがストレート勝ちを収めた。

 

<ポイントゲッターとして務めを果たす西田(写真右端)

 

 5戦ぶりの白星に貢献した西田は文句なしの、また自身にとってセリエA挑戦で初のMVP選出。日本の誇るビッグサーバーの真価は、まだまだこれからもイタリアの地で見られるに違いない。

 

*****

 

◆《第11節》ルーベ 3-0 モンツァ

(25-21,25-17,25-16)

(現地11/10)

 前倒しで行われた第11節はスーペルコッパ準決勝と同じカード。その際はモンツァが勝利していたが、今回はルーベがリベンジに成功する。OHリカルド・ソウザ(ブラジル)が8本のサービスエースを含む18得点の活躍を見せた。

 

++++

◆《第11節》トレンティーノ 3-0 ラヴェンナ

(25-16,25-23,25-12)

(現地11/10)

 こちらも同じく前倒しでの実施となった第11節のカードは、アウェーのトレンティーノがラヴェンナを一蹴。OHダニエレ・ラビア(イタリア)が最多5本のブロックポイント、OPジュリオ・ピナリ(イタリア)が3本のサービスエースを含む最多16得点をマークした。

 

++++

◆《第6節》ターラント 3-0 パドヴァ

(25-22,25-21,25-20)

(現地11/13)

 ターラントが昇格後初となるホームでの勝ち星をあげた。第1セットこそ終盤まで競り合ったが、第2、第3セットは序盤からリードを奪って獲得する。ゲームを通してパドヴァのMBマルコ・ビテッリ(イタリア)に6本のブロックシャットを喫したものの、終わってみれば、ストレート勝ち。最多13得点のOPジュリオ・サッビ(イタリア)がゲームのMVPに輝いた。

<ホームでの勝利を喜ぶターラントの面々

 

++++

◆《第6節》ペルージャ 3-0 ミラノ

(25-20,25-19,25-12)

(現地11/13)

 ホームのペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が5本のブロックポイントを含む最多21得点の大活躍。また、5本のサービスエースをマークしてミラノに思うような攻撃を展開させなかったOHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)が試合のMVPに輝いた。

<地上最強アタッカー、レオン(写真右端)はまさにアンストッパブルな存在だ>

 

++++

◆《第6節》ルーベ 3-1 モデナ

(22-25,29-27,25-19,30-28)

(現地11/14)

 第1セットを落としたルーベだったが、MBシモーネ・アンザーニ(イタリア)が5本、OHジリ・コバル(イタリア)が4本のブロックポイントをあげるなどモデナの攻撃をはね返したほか、MBロベルランディ・シモン(キューバ)が6本のサービスエースをマークし、逆転勝利を収めた。

<昨季までチームメイトだったOHイオアンディ・レアル(ブラジル/写真左端)との再会を喜ぶシモン(同中央)とOHオスマニー・ユアントレーナ(同右端)>

 

++++

◆《第6節》トレンティーノ 3-1 モンツァ

(19-25,25-16,27-25,25-23)

(現地11/14)

 スーペルコッパ決勝の再戦は、またしてもトレンティーノに軍配。OHマテイ・カジースキ(ブルガリア)が最多15得点に続き、12得点をあげたMBスレチコ・リシナツ(セルビア)がMVPに選出された。敗れたモンツァもOHウラド・ダビスキバ(ベラルーシ)の最多18得点を筆頭に、計4選手が2桁得点をマーク。その攻撃力はあなどれない。

MVPへの贈呈品を手に笑顔のリシナツ(写真左)>

 

◆《第6節》ピアチェンツァ 3-1 チステルナ

(23-25,25-22,25-23,25-21)

(現地11/14)

 ホームのピアチェンツァは第1セットを落としたことで、OPアディス・ラグンジラ(トルコ)をOPトンチェク・シュテルン(スロベニア)にチェンジ。シュテルンがそこからの3セットでチーム最多16得点をあげる活躍を見せて、逆転勝利に成功した。

<逆転勝利へ導いたシュテルン(写真中央)>

 

++++

◆《第6節》休息チーム:ヴェローナ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第6節終了時点==

1 ルーベ 52(勝ち点16)▲

2 トレンティーノ 52(勝ち点16)▲

3 ペルージャ 50(勝ち点15)▼

4 ピアチェンツァ 51(勝ち点13)▼

5 モンツァ 43(勝ち点13)▼

6 パドヴァ 32(勝ち点7)-

7 ターラント 24(勝ち点7)▲

8 モデナ 23(勝ち点6)▼

9 チステルナ 23(勝ち点6)-

10 ミラノ 23(勝ち点6)▼

11 ビーボ・ヴァレンティア 24(勝ち点6)-

12 ヴェローナ 14(勝ち点2)-

13 ラヴェンナ 07(勝ち点1)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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