第74回全日本高等学校選手権大会(春の高校バレー)の愛知予選決勝が11月23日(火・祝)にエントリオ(豊田合成記念体育館・愛知)で行われ、男子は星城がフルセットで勝利し2年連続16回目の本戦出場を決めた。
攻撃力を持ち味とする星城、ブロックを軸とした守備力に優れる愛知工大名電がそれぞれ第1、第2セットを取り合って迎えた第3セットは愛知工大名電ペース。自慢の3枚ブロックで星城の勢いを押さえ込むと、ラリーからは小田光輝のバックアタックも決まって大きくリードを広げた。星城は得点源の一人、2年生の東怜佑が脚をつってベンチに下がるなど苦しい展開。しかし第4セットはセッター田中応亮と安達希音の3年生コンビが爆発するなど星城が圧倒して取り返すと、第5セットも12-11から浜崎真之介が鮮やかな連続サービスエースで試合を決めた。星城は昨年の大同大大同戦に続き、フルセットで県予選の決勝を制した。
■試合後コメント(星城)
安達希音キャプテン
「エース東の調子が上がらない中、3年生の意地を最後見せようぜ、と話をして切り替えて第4セットに臨みました。やるしかない、という気持ちの分だけ勝てたと思います」
中根聡太監督
「強豪が多く全国大会出場が難しくなっているこの愛知県において、春高予選の決勝は一つの集大成の試合です。そこでこの素晴らしいゲームをやってくれたことに満足しています」
決勝の結果と最終順位は以下の通り。
春高バレー愛知県予選
■男子決勝結果
星城 3-2 愛知工大名電
(25-22, 25-27, 14-25, 25-15, 15-12)
優勝 星城
準優勝 愛知工大名電