gv-logo

春高2025

[イタリア21/22]第9節 グロゼル砲炸裂! モンツァが大逆転勝利

  • 海外
  • 2021.11.30

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第9節ではスーペルコッパ準優勝のモンツァが逆転勝利を収めました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■矛vs.盾! グロゼルがサービスエース7本、フラビオは7本のブロックポイントの激闘

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第9節》モンツァ 3-2 ビーボ・ヴァレンティア

(23-25,22-25,25-20,25-18,15-6)

(現地11/27)

 今節で負ければ勝敗数がタイになるモンツァは後半戦へ向けて、勝ち越しをキープしたいところ。さて、ビーボ・ヴァレンティアのホームに乗り込んでの今節は、2セットダウンに追い込まれる。それでもスーペルコッパ準優勝の実力者たちは冷静に、第3セットからはローテーションをぐるりと回して、立て直す。以降はサーブレシーブも安定し、見事に逆転勝利を収めた。

 

<モンツァの大砲グロゼル(写真右端)のアタック>

 

 試合を通して、モンツァはOPジェルジ・グロゼル(ドイツ)が7本のサービスエースを含む27得点の大活躍。MBアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)が4本のブロックポイントを含む14得点をあげた。対するビーボ・ヴァレンティアはOP西田有志(日本)をケガで欠く中、MBフラビオ・グアルベルト(ブラジル)が最多7本のブロックポイントと奮闘した。

 

<ビーボ・ヴァレンティアのフラビオも前線で持ち味を発揮した

 

 勝利したモンツァのSサンティアゴ・オルドゥナ(イタリア)は「これからの戦いで僕たちを待ち受けているような、激しい試合でした」と振り返り、「熱意と積極さを常に持って、今後も改善していく必要がある」とさらなる成長を誓った。

 

*****

 

◆《第9節》ピアチェンツァ 3-0 ターラント

(25-18,28-26,25-15)

(現地11/28)

 第10節(11/18)、第7節(11/21)で今季初の連敗を喫したピアチェンツァは前節の休息週を空けての一戦。OHチボー・ロサール(フランス)が3本のサービスエースを含む最多21得点の活躍で、ターラントを一蹴する。仕切り直しの勝利!!

<啓蒙活動のキャンペーンとして選手たちの頬にはオレンジ色のマークが>

 

++++

◆《第9節》モデナ 3-0 ヴェローナ

(27-25,25-22,25-21)

(現地11/28)

 ホームのモデナはMBダニエレ・マッツォーネ(イタリア)が驚異のブロックポイント6本をマーク。OPニミル・アブデルアジズ(オランダ)が最多15得点、OHイオアンディ・レアル(ブラジル)が14得点、OHイアルバン・ヌガペト(フランス)が12得点と続き、ヴェローナを圧倒した。

<モデナのSブルーノ・レゼンデ(ブラジル/写真右)とヌガペトによるセレブレーション>

 

++++

◆《第9節》ラヴェンナ 2-3 ミラノ

(24-26,21-25,25-23,25-21,12-15)

(現地11/27)

 今季未勝利のラヴェンナは2セットダウンからフルセットに持ち込む。OPニエル・クラプウィク(オランダ)とOHマルコ・ウカシノビッチ(モンテネグロ)がそろって26得点と奮闘したが、あと一歩が届かなかった。勝利したミラノはOHトーマス・ジェスキー(アメリカ)が4本のサービスエースを含む最多25得点の活躍を見せた。

<ラヴェンナのウカシノビッチ(写真右)が巧みに得点を重ねる>

 

++++

◆《第9節》パドヴァ 1-3 ペルージャ

(22-25,25-21,22-25,17-25)

(現地11/28)

 ペルージャはOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が4本のサービスエースを含む16得点、OPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)が12得点と続き、しっかりと勝利。前節の今季初黒星のショックを振り払った。

<ネット上の攻防>

 

++++

◆《第9節》チステルナ 0-3 ルーベ

(23-25,23-25,15-25)

(現地11/28)

 ラティーナ時代も含みチステルナで25シーズンを過ごした、ルーベのSダニエレ・ソッティーレ(イタリア)が古巣へ凱旋。ソッティーレの出番は途中出場だけだったが、ルーベはOHリカルド・ソウザ(ブラジル)の最多16得点などチステルナを圧倒した。

<キャリアのほぼ全部を過ごしてきた地に帰ってきたソッティーレ(写真右)>

 

++++

◆《第9節》休息チーム:トレンティーノ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第9節終了時点==

1 ルーベ 92(勝ち点28)-

2 ペルージャ 71(勝ち点22)▲

3 トレンティーノ 73(勝ち点22)▼

4 モンツァ 64(勝ち点18)-

5 ピアチェンツァ 63(勝ち点17)-

6 モデナ 53(勝ち点14)▲

7 ミラノ 44(勝ち点12)▲

8 パドヴァ 53(勝ち点11)▼

9 チステルナ 35(勝ち点9)-

10 ターラント 27(勝ち点7)-

11 ビーボ・ヴァレンティア 27(勝ち点7)-

12 ヴェローナ 26(勝ち点5)-

13 ラヴェンナ 0勝10敗(勝ち点2)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn