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春高2025

[イタリア21/22]第11節 ディマルティーノBP7本! ターラント今季3勝目

  • 海外
  • 2021.12.11

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。第11節では今季スーペルリーガ昇格を果たしたターラントが競り合いを制して勝利しました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

攻守の主役が躍動したターラントがホームで勝利

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第11節》ターラント 3-1 チステルナ

(26-28,25-22,29-27,27-25)

(現地12/8)

 2009/10シーズン終了をもってリーグ参戦権を譲渡したものの、2020/21シーズンに再びセリエAへ。復帰初年度でセリエA2(2部)優勝を果たし、2006/07シーズン以来となるスーペルリーガの舞台に立ったターラント。黒星が先行しているものの、第6節のパドヴァ戦ではホームでの白星を重ねた。

 

<リーグ得点王の実績を持つサッビ(写真コート奥)が老獪な技で得点を重ねる>

 

 チステルナを迎え入れての今節は各セットで競り合う展開。第1、第2セットでいずれもチステルナに8本のブロックポイントを喫したものの、ターラントはOPジュリオ・サッビ(イタリア)とOHジョアン・フェレイラ(ブラジル)を中心に攻撃を展開。守っては昨季チーム最多ブロックポイントをマークし、スーペルリーガ昇格へ導いたMBガブリエレ・ディマルティーノ(イタリア)が7本のブロックシャットを浴びせる。第3、第4セットとジュースにもつれこんだが、取り切った。

 

<ディマルティーノ(写真コート奥)は攻撃面でもチームに貢献>

 

 今季3勝目を手にしたターラントは、サッビがチーム最多22得点。フェレイラが19得点と続いた。なお、今季途中加入のSアーシュデープ・ドサンジ(オーストラリア)が第3セット開始時からコートに立つなど、戦力も着々と整備中。昇格組とはいえ、ドアマットに甘んじる気はさらさらない。次なる勝ち星を目指す。

 

*****

 

◆《第11節》ペルージャ 3-0 ピアチェンツァ

(25-21,25-22,25-14)

(現地12/8)

 リーグ屈指の選手層を備えるピアチェンツァに対し、ペルージャは愛称“ブロックデビルズ”の本領を発揮。MBセバスティアン・ソレ(アルゼンチン)の最多4本を筆頭に、チーム計13本のブロックポイントをあげて、ストレート勝ちを収めた。

<ペルージャのフロアディフェンスを支えるLマッシモ・コラーチ(写真左)>

 

++++

◆《第11節》モデナ 3-0 ミラノ

(25-17,25-20,25-15)

(現地12/8)

 ホームのモデナはOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)の最多4本を筆頭に計11本のサービスエースを、またブロックでもMBダニエレ・マッツォーネ(イタリア)とOHイアルバン・ヌガペト(フランス)の各3本を含め計8本を浴びせるなど、攻守で相手を圧倒した。一方のミラノは誰一人も2桁得点をあげることができなかったが、それでも第9節から本格的にコートに立つOPユーリ・ロマノ(イタリア)が最多9得点。徐々にポテンシャルを開放しつつある。

<モデナはサーブで攻めたてた(写真はSブルーノ・レゼンデ/ブラジル)>

 

++++

◆《第11節》パドヴァ 3-0 ヴェローナ

(25-21,25-16,25-21)

(現地12/8)

 全日本インカレが閉幕し、髙橋藍(日本/日本体大)の合流が待たれるパドヴァは今節でサーブが走った。Sヤン・ツィンマーマン(ドイツ)が最多4本、OHマッティア・ボットロ(イタリア)が3本、とチーム合計12本のサービスエースをマークし、ヴェローナに思うような攻撃をさせず。ホームで快勝を収めた。

<試合に勝利し、ツィンマーマン(写真中央)は笑顔がはじけた>

 

++++

◆《第11節》休息チーム:ビーボ・ヴァレンティア

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第11節終了時点==

1 ペルージャ 91(勝ち点28)▲

2 ルーベ 92(勝ち点28)▼

3 トレンティーノ 73(勝ち点22)-

4 モデナ 73(勝ち点19)▲

5 モンツァ 64(勝ち点18)▼

6 ピアチェンツァ 64(勝ち点17)▼

7 ミラノ 55(勝ち点15)-

8 パドヴァ 64(勝ち点14)-

9 チステルナ 37(勝ち点10)-

10 ターラント 37(勝ち点10)▲

11 ヴェローナ 37(勝ち点8)▼

12 ビーボ・ヴァレンティア 28(勝ち点7)-

13 ラヴェンナ 0勝11敗(勝ち点2)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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