令和3年度天皇杯全日本選手権大会のファイナルラウンド最終日が高崎アリーナ(群馬県高崎市)で12月19日(日)に行われた。男子決勝ではウルフドッグス名古屋が2時間半を超えるフルセットの末、堺ブレイザーズに勝利して5大会ぶり2度目の天皇杯を獲得した(前回優勝時は豊田合成トレフェルサ)。
Vリーグでは年内の試合を終えて首位に立っている東レアローズを準決勝で倒し、勢いにのるWD名古屋、その東レとわずかな差でリーグ2位に付けている堺。両者の決勝は接戦でそれぞれ1セットずつを奪い合ったあと、第3セットはWD名古屋がリズムをつかむ。堺のミスもあって大差でWD名古屋がものにしたが、第4セットは一転して堺のペースに。追うWD名古屋を振り切って堺がものにし、この試合も女子決勝に続き決着は第5セットへ突入した。
勝利への思いと技のぶつかり合いはジュースへともつれ込んだが、最後はMVPを獲得したバルトシュ・クレク主将がスパイクを決めてWD名古屋に優勝をもたらし、チームは歓喜の輪を作った。
「素晴らしいチームで、素晴らしい選手たち。とてもうれしい、それしかない」と話したクレク主将は、205センチの大きな体で目いっぱい喜びを表現していた。
12月19日(日)
■男子決勝結果
ウルフドッグス名古屋(V1・愛知) 3-2 堺ブレイザーズ(V1・大阪)
(25-22、27-29、25-18、21-25、19-17)
個人賞
MVP バルトシュ・クレク