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[イタリア21/22]第13節 前半最終節で髙橋藍がリーグデビュー果たす

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。リーグ戦前半の最終週となる第13節で、いよいよ日本の若武者がコートに立ちました。

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

第3セット、自身初得点もマーク。パドヴァの髙橋藍がセリエAデビュー

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第13節》モデナ 3-0 パドヴァ

(25-22,25-21,25-18)

(現地12/18)

 己を磨くためにも海外挑戦を。そう願った日本の若武者が、世界最高峰の舞台に立った。男子日本代表として東京2020オリンピック出場を果たした髙橋藍(日本体大2年)がパドヴァに入団。背番号は過去に石川祐希もつけた「14」だ。

 

<ライジングスター髙橋藍(写真左端)が果敢にアタックを打ち込む>

 

 ホームのキオエネ・アリーナにモデナを迎えた今節、髙橋はベンチスタート。パドヴァは第1セットこそ終盤までリードしたものの、最後に逆転を許して落とすと、以降はモデナのペースで試合が進む。2セットダウンとなった第3セットには、ついに髙橋がコートへ。ラリーを締めるアタックを決めて、自身初得点をマークした。

 

<モデナの猛攻を浴びるパドヴァ(写真コート奥)>

 

 若きアタッカーのデビューに沸いたパドヴァだったが、試合はストレート負け。チーム最多10得点と苦しんだオポジットのリーヌス・べーバー(ドイツ)は「常に相手のプレッシャーの前に、リスクを冒さなければならなかった」と振り返った。モデナはOHイオアンディ・レアル(ブラジル)と並んでチーム最多14得点をあげたOPニミル・アブデルアジズ(オランダ)がMVPに選ばれている。

 

*****

 

◆《第13節》ペルージャ 3-1 ルーベ

(25-15,25-20,28-30,25-21)

(現地12/19)

 スーパースターOPイバン・ザイツェフ(イタリア)はケガから復帰してから今季初となるセリエAのコートに立つと、OHマーロン・ヤント(キューバ)の最多15得点に続く、14得点をマーク。しかし、OHウィルフレド・レオン(ポーランド)が最多27得点、アタック決定率75%の圧倒的パフォーマンスを披露したペルージャが前半最終節で勝利した。

<年内の復帰を果たしたザイツェフ(写真中央)。年明けからルーベの勢いが加速する予感>

 

++++

◆《第13節》トレンティーノ 3-0 チステルナ

(25-15,25-14,25-22)

(現地12/19)

 ホームのトレンティーノはOPダニエレ・ラビア(イタリア)がチーム最多16得点、OHマテイ・カジースキ(ブルガリア)が14得点と続き、快勝。チステルナはOHジャコモ・ラッファエッリ(イタリア)が最多15得点と気を吐いた。

<コンビバレーを繰り出すトレンティーノ

 

++++

◆《第13節》モンツァ 3-2 ヴェローナ

(25-17,23-25,26-24,22-25,17-15)

(現地12/19)

 最後まで息もつけない一戦はモンツァの競り勝ち。OPジェルジ・グロゼル(ドイツ)が5本のサービスエースを含む最多26得点の活躍を見せたほか、守ってはOHドノバン・ジャボロノク(チェコ)が最多5本、MBアレックス・グロズダノフ(ブルガリア)が4本と続くなど計14本のブロックポイントをマークした。

<気迫満点のパフォーマンスでチームを牽引するグロゼル>

 

++++

《第13節》ミラノvs.ターラント

…新型コロナウイルスの陽性者が出たため、試合は延期が決定

 

++++

ビーボ・ヴァレンティアvs.ピアチェンツァは現地12月26日に実施予定

◆《第13節》休息チーム:ラヴェンナ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第13節終了時点==

1 ペルージャ 111(勝ち点34)-

2 ルーベ 93(勝ち点28)-

3 モデナ 93(勝ち点25)-

4 トレンティーノ 83(勝ち点25)-

5 モンツァ 75(勝ち点20)-

6 ピアチェンツァ 64(勝ち点17)-

7 パドヴァ 66(勝ち点15)-

8 ミラノ 55(勝ち点15)-

9 チステルナ 48(勝ち点13)-

10 ターラント 38(勝ち点10)-

11 ビーボ・ヴァレンティア 38(勝ち点9)-

12 ヴェローナ 38(勝ち点9)-

13 ラヴェンナ 0勝12敗(勝ち点2)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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