gv-logo

春高2025

[イタリア22/23]第14節 ピアチェンツァがボッティ監督の初采配を勝利で飾る

  • 海外
  • 2023.01.16

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンは2023年初戦となる第14節(後半第3節)が行われました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

シモンがサービスエース4本! ピアチェンツァが新年白星スタートで弾みつける

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第14節》ピアチェンツァ 31 トレンティーノ

(25-22,19-25,25-19,25-21)〔現地1/8〕

今季にむけてOHリカルド・ソウザ、OHイオアンディ・レアル(ともにブラジル)を加えるなど超大型補強を敢行したピアチェンツァは年内の戦いを終えて、7勝6敗とやや物足りない成績か。また年末をもって、2シーズン半を指揮したロレンツォ・ベルナルディ監督の退任が発表され、アシスタントコーチのマッシモ・ボッティ氏が年明けから指揮を執ることになった。

<ボッティ新監督は18/19シーズンに当時A2のピアチェンツァを指揮。その後はアシスタントコーチを務めていた>

 

 その初戦は敵地に乗り込んでのトレンティーノ戦。“トップ4”を相手に「素晴らしい試合をしたかったのですが、勝利は夢のまた夢だった」とボッティ新監督は明かしたが、選手たちは新年を祝うかのように充実のパフォーマンスを繰り出す。第2セットは落としたものの、王手をかけた第4セットでは計5本のサービスエースと計4本のブロックシャットでトレンティーノを圧倒して、2023年初勝利を飾った。これには「困難な状況でもコート上ですべてを出しきった、選手たちのおかげです」と新監督は喜びの声。タイトル獲得へ、ここからピアチェンツァは加速していく。

 

*****

◆《第14節》ペルージャ 30 ヴェローナ

(25-17,25-17,25-16)〔現地1/8〕

 年内を無敗で終えたペルージャは、新年初戦で文字どおりの完勝。MVPに選ばれたのは3本のブロックポイントを含む10得点をマークしたMBセバスティアン・ソレ(イタリア/元・アルゼンチン)で、18/19-19/20シーズンをヴェローナでプレーしていたことから、「この美しい町(ヴェローナ)に戻ってくると、いつも胸が弾むよ」と喜んだ。

<“ブロックデビルズ”は今年も健在。ペルージャ(コート右)、いまだ全勝!!>

 

◆《第14節》モデナ 30 ルーベ

(25-16,25-21,25-19)〔現地1/7〕

 2023年になっても、名門モデナvs.盟主ルーベのカードは“クラシコ(決闘)”に変わりない。今回はモデナのMBドラガン・スタンコビッチ(セルビア)が両チーム通して最多4本のブロックシャット、Sブルーノ・レゼンデ(ブラジル)も最多3本のサービスエースをともに古巣を相手にマーク。ルーベを圧倒して、大きな勝ち点3をゲットした。

<「チームの成長には、このような勝利が欠かせない」と語ったブルーノ>

 

◆《第14節》ミラノ 30 シエナ

(25-15,25-22,25-15)〔現地1/8〕

 2018年にプロ選手としてキャリアを歩み始めたシーズンを過ごした地、シエナに凱旋したミラノのOH石川祐希(日本)はこの日、攻守でフル回転。3本のブロックシャットにサーブレシーブ返球率は71%(17本中)、アタック決定率64%(22本中)のチーム最多18得点をマークし、新年初勝利をもたらした。

<石川(手前)の活躍でミラノは2023年好スタート>

 

◆《第14節》パドヴァ 32 チステルナ

(17-25,19-25,25-21,25-20,15-12)〔現地1/8〕

 2セットダウンとなったパドヴァは第3セット開始時からOHアスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア)、MBマルコ・ボルパト(イタリア)を投入すると、これが的中。OPドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)、OH髙橋藍(日本)の18得点を上回り、アスパルホフが19得点をたたき出すなど、まさに総攻撃で逆転勝利を収めた。

<髙橋(右端)はフル出場。チームからの信頼の証しだ>

 

◆《第14節》モンツァ 31 ターラント

(25-23,22-25,27-25,30-28)〔現地1/8〕

 各セットで競り合いが見られた一戦は、ホームのモンツァが計14本のブロックポイントをあげて勝利する。OHウラド・ダビスキバ(ベラルーシ)が4本のブロックシャット、3本のサービスエースを含む23得点をあげたほか、OPアーサー・シュワーツ(カナダ)が25得点と力強いパフォーマンスを披露した。

<今季いちばんのパフォーマンスを披露したシュワーツ、吠える!!>

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第14節(後半第3節)終了時点==

1 ペルージャ 42pt(14勝0敗)-

2 モデナ 29pt(9勝5敗)▲

3 ルーベ 26pt(9勝5敗)▼

4 トレンティーノ 25pt(8勝6敗)-

5 ピアチェンツァ 25pt(8勝6敗)-

6 チステルナ 21pt(6勝8敗)-

7 ミラノ 20pt(7勝7敗)▲

8 ヴェローナ 19pt(7勝7敗)▼

9 モンツァ 18pt(6勝8敗)-

10 パドヴァ 11pt(5勝9敗)▲

11 ターラント 10pt(3勝11敗)▼

12 シエナ 6pt(2勝12敗)-

※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

>>観戦のおともに必須!!<<

2022/23シーズン セリエA選手名鑑掲載の

『月刊バレーボール11月号』は好評発売中

世界最高峰の戦いをさらに味わえること間違いなし♪

お求めは【NBPオンラインショップ】までコチラ

 

【関連記事】

石川祐希が渡伊を前に会見 「今後のキャリアにとってとても重要なシーズン」

「このシャツを着るかぎりは…」ブラジル男子のブルーノが日本戦で6番を着た背景と節目の年に語ったプライド

男子世界選手権はイタリアがポーランドに逆転勝ちで4度目V

髙橋藍が出国 2年目のイタリア挑戦へ

 

  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn