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春高2025

石井優希×就実高 いつまでも基本に忠実に  リモトーーク!【月バレ2021年3月号】

  • SV女子
  • 2022.01.03

 

Q4 ストレス発散方法は何ですか?(周田)

 

石井 オンとオフをしっかり分けることが大事です。休みの日は運転が好きなので一人でぶらっとドライブに行ったり、コーヒーショップなどでゆっくりリラックスしています(笑)

 

周田 私はK.POPや洋楽を聴いたりすることしかできなくて。あまりいい方法がなかったので、ドライブがかっこいいな、と思いました。

 

石井 学生はダメだもんね(笑) 高校生のときにストレス発散方法という考え方をしたことがなかったですが、携帯電話や外出が禁止だったので、同級生で寮の部屋で集まって雑誌を見ながら話したり、人と時間を共有してリラックスしていました。ふだんから楽しいことを見つけて、明るくいることが何よりの発散方法だと思います。

 

周田 ほんとうに石井さんがおっしゃっているとおりで。みんなで部屋に集まっておしゃべりしたり、そういうコミュニケーションでストレスをちょっと発散していると思います。

 

めぐ 自分も寮生なんですけど、あまりすることがないので、暇になったら人の部屋に行って、ふざけたりしています。

石井 どうやってふざけるんだろう(笑)

 

めぐ 同級生に一人、とても明るい子がいるんですけど、その人が騒ぎだしたらみんなで一緒に乗っかって、騒いだり踊ったりしています(笑)

 

石井 高校時代にワイワイしたのはいちばん楽しかった時間かもしれない(笑)

 

つぐ めぐみが言ったこともあるんですけど、自分はK.POPがとても好きなので、友達からもらった写真を見たり(笑) 防弾少年団の曲を聴いたりしてリラックスしています。

 

石井 そんなにないですよ、家族よりも長く仲間と一緒に過ごせる時間は。制限がある中でも、今この時間というか、寮生活を楽しんでもらいたいと思います。

 

Q5 高校生のうちにやっておけばよかったことがあれば教えてください(めぐみ)

 

石井 ダントツに言えるのが勉強です(笑) 特に英語は絶対できたほうがいいです。周田さんもトヨタ車体に入るし、深澤姉妹も絶対この先Vリーグへいくと思います。外国籍選手とかかわることもあるし、アンダーエイジカテゴリー代表で海外を回ることもあります。やはり英語がしゃべれるとすごく便利だし、バレーをやめたあとでも仕事の幅は絶対に広がると思うので。私は勉強ができなかったですけど、その中でもほんとうに英語が苦手で、今でも単語すらわからない(笑) そこはほんとうにちゃんとやっとけばよかった、という後悔はあります。なので、勉強は頑張ってください!(笑)

 

めぐ 得意な教科はありますが、英語の点数がいつも悪くて。頑張ってみようと思いました。

 

周田 日本だから英語はあまり使わないだろうと思ってしまって。後回しにしてしまうことが多いんですけど、もうちょっとやっておけばよかったって今思います…。

 

つぐ 授業では英語がどうしても子守唄に聞こえてしまって(笑) 理解ができないんですけど、まだあと1年あるのでしっかり頑張りたいと思います。

 

石井 間に合うと思います。私も頑張りたいと思います!(笑)

 

――最後に石井選手からメッセージをお願いします

 

石井 やっぱり母校の選手が活躍しているのはとてもうれしいです。周田さんに関してはこれからライバルになるので、就実の先輩後輩としても、戦い合っていきたいです。深澤選手は2年生でチームを引っ張っていてすごいなと思っていて、それがもう1年できるっていうのは、これからの就実もとても楽しみ。2人の今後の活躍も楽しみなので、ケガしないように、バレー界を一緒に引っ張っていけるように頑張りましょう。応援しています。

 

3人 ありがとうございます!

 

周田 最初は社会人としてまず新人としての役割、仕事がきちんと果たせるようになってから、その次がバレーだと思います。どのチームにもたくさん偉大な先輩方がおられるので、その方々をお手本にして、まずは社会人として立派な人間になれるようにこれから頑張っていきたいです。

 

めぐ 次はチームのキャプテンをやらせてもらうのですが、みんなが納得してついてきてくれるような選手になって、いちばん強いと思う一丸となったチームを目指して、また日本一になれるように頑張っていきたいと思います。

 

つぐ 去年もおととしも3年生にすごくいい思いをさせてもらったので、次は自分たちが後輩たちにいい思いをさせてあげられるように頑張っていきたいです。

 

石井 楽しみです。久光に入ってくる万代(真奈美)選手は就実出身なんですけど、ぜひ深澤姉妹にも久光にきてほしいと思うので(笑) これはスカウトです(笑) このあとのタイム、頑張ってください!

 

――――――

 

 

(左上から時計回りに)

石井優希

いしい・ゆき/1991年5月8日生/180cm/アウトサイドヒッター

就実高では1年生時からエースとして全国大会を経験。主将として臨んだ春高(当時は選抜優勝大会)は2回戦敗退、インターハイはチームが新型インフルエンザ感染の疑いとなり、大会を辞退した。卒業後は久光製薬スプリングス(当時)に入団し、ルーキーイヤーから活躍。2011年に日本代表デビューを果たし、16年のリオデジャネイロオリンピックや、今年行われた東京2020オリンピックに出場した。今や日本代表に欠かせない選手の一人

 

周田夏紀

すだ・なつき/トヨタ車体クインシーズ/177cm/ミドルブロッカー

機動力を生かしたブロード攻撃が武器。Vリーグでは今季ここまで全試合に出場している

 

深澤めぐみ

ふかざわ・めぐみ/3年/176㎝/アウトサイドヒッター

エースとしてチームを牽引し、昨年度の春高では最優秀選手賞を受賞

 

深澤つぐみ

ふかざわ・つぐみ/3年/176cm/ミドルブロッカー

ブロックでも存在感。双子の姉のめぐみとともに新チームも引っ張る

 

 深澤めぐみ選手は東レへ、つぐみ選手は久光への入団が各チームから発表された。石井選手、周田選手を追いかけて、同じ舞台に上がる。また双子の姉妹が初めて違うチームでプレーすることになる。高校でともに戦う最後の大会となる春高で、2人はどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

 

 春高バレーは、2022年1月5日(水)に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕。シード校の就実高は1月6日(木)Aコート第1試合(9:30〜)、高松南高(香川)と細田学園高(埼玉)の勝者と初戦を戦う。※時間は変更となる場合がある

 

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