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春高2025

攻撃力で上回った古川学園が京都橘に勝利【春高2023】

  • 学生
  • 2023.01.05

 

 

2023年1月4日(水)から1月8日(日)、東京体育館(渋谷区)で開催されている第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)。大会2日目となる5日(木)は女子2回戦が実施され、京都橘(京都)と古川学園(宮城)という強豪校対決では、古川学園が2-0のストレートで勝利を収めた。

 

 

古川学園(宮城)

 

序盤、先に流れをつかんだのは古川学園だった。得点源の#1阿部明音、#2タピア・アロンドラだけでなく、チーム唯一のサウスポーでオポジットの#10南舘絢華がポイントするなど、コートの幅いっぱいを使った多彩な戦略が功を奏する。猛攻に対して、しっかりとブロックでコースを絞ってレシーブを上げる京都橘だが、ブロックの高さを意識してか攻撃ミスが連続し、なかなか得点につなげられない。

 

一時は古川学園が13-5とリードを広げるが、ここで京都橘がタイムアウト。気持ちを切り替えた京都橘は、#2坂口澪奈のサービスエース、#6永田みなみの速攻などで5連続ポイントを決めて14-10と差を詰める。すると、今度は古川学園の岡崎典生監督がたまらずタイムアウトを要求。直後こそブロックを意識したスパイクミスで失点してしまうものの、古川学園の#10南舘がライトからしっかりと決めきり連続失点を6で止めた。その後はお互いに大きな連続ポイントを許すことなく試合が進む。

 

第1セット後半は古川学園#2タピアのスパイク決定率も上がり始め、安定感のある#1阿部とともに得点を重ねる。一方、京都橘もライト側の攻撃や、ラリー中にフェイントを落とすなど緩急ある攻撃で応戦するも、序盤の点差が効いて25-20で古川学園が1セット目を獲得。

 

2セット目、古川学園は先制こそ許すも2-1、4-2、6-3、8-4、10-5と点差をじわじわと広げる。その後は両者ブレイクポイントを得ることができず、17-13まで均衡した試合展開が続くが、先に20点台に乗せたのは古川学園。古川学園エースの#1阿部がコースを打ち分けたり、タッチアウトを狙ったりと、ここにきて攻撃の安定感が高まり、長いラリーを制して23-19とリード。

 

しかし、京都橘は土壇場でもあきらめない。京都橘の三輪欣之監督は、古川学園の#1阿部を封じるため176㎝の#9立石祐美子を投入。3枚ブロックでエースの攻撃をブロックで止めて一矢報いたが、反撃もここまで。古豪・古川学園は冷静なプレーを崩さず、最後は今試合で好調の#10南舘がライトから攻撃を浴びせて25-20でゲームセット。互いに高い守備力を持つ戦いは、攻撃力で一歩上手をいった古川学園に軍配上がり、駒を進めた古川学園は3回戦で九州文化学園と対戦する。

 

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