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春高2025

エース対決を制した駿台学園が準決勝進出【春高2023】

  • 学生
  • 2023.01.06

 

 2023年1月4日(水)~1月8日(日)、東京体育館(渋谷区)で開催中の第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)。大会3日目となる6日(金)に、男子は3回戦8試合と、準々決勝の4試合が行われた。注目された駿台学園(東京)と東福岡(福岡)の準々決勝では、2-0のストレートで駿台学園が準決勝進出した。

 

 

 東福岡はリベロでキャプテンを務めるリベロ#の1土井柊汰を中心とした堅守と、平均身長180㎝をえる高いブロックが持ち味。高い守備力でつないだボールを、エース#3川野史童決める。その決定率を上げられるかが勝負となる。

 

 一方の駿台学園は、キャプテンでエースという絶対的存在の#3佐藤遥斗が攻撃の要。加えて、対戦相手に合わせた柔軟な選手起用ができる選手層の厚さが強み。#3佐藤を最大限に生かす、クイックやライト攻撃をどうしかけるかがポイントになりそう。

 

 試合は、序盤から両チームのエースが打ち合う競り合の展開。均衡が崩れたのは、第1セット終盤を迎える20点間際だった。東福岡はトスで相手ブロックを振れず、スパイクが駿台学園の壁につかまって連続失点。さらにもう1点を失って19-17とリードを許す。タイムアウトで流れを取り戻そうとするも、駿台学園#3佐藤のスパイクなどで逆にリードを広げられる。最後は、東福岡のスパイクがアウトになり、25-19で駿台学園が先取した。

 

 続く2セット目は、駿台学園#3佐藤によるブレイクポイントから始まり、東福岡#3川野がライトから応戦して1-1に戻す。ここから両者譲らない緊張感のある展開が続く。駿台学園が#14秋本悠月の攻撃などで4連続得点して、一時は8-4とリードするが、東福岡もすぐさまブロックポイントや、#3川野による得点で4連続ポイントを取り戻すなど一進一退。

 

 終盤、先に20点目を取ったのは東福岡だったが、駿台学園も#14秋本のブロックなどで21-21と追いつく。さらに連続ポイントで22-21と駿台学園が一歩前に出ると、今度は東福岡が食らいつく白熱の展開。シーソーゲームから#3佐藤のレフトからの攻撃が決まって、駿台学園が24-23とマッチポイントをつかむ。

 

 あとのない東福岡は、#7先野玄馬がレフトから攻撃を浴びせてデュースに持ち込むが、必死のねばりもここまで。駿台学園#3佐藤がレフトから2回スパイクを叩き込んで、26-24で試合終了。駿台学園が好ゲームを制し、ストレートで準決勝戦進出を決めた。

 

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