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春高2025

石川祐希のミラノ ルーベ相手に金星

  • 海外
  • 2022.01.17

©️Lega Pallavolo Serie A

 

 石川祐希の所属するミラノは現地時間1月16日(日)、セリエA所属チームで争うカップ戦、コッパ・イタリア準決勝(1回戦)でルーベと対戦し3-1(25-22, 19-25, 25-20, 29-27)で勝利。クラブ史上初のベスト4進出を果たした。石川はスターティングメンバーで出場し、ブロック1点を含む9得点をあげ、中央大時代に在籍したモデナ以来でコッパ・イタリアの準決勝に進出した。

 

 

 石川祐希がチームメイトとともにクラブの歴史に新たな1ページを残した。初戦の相手となったルーベは前回、前々回大会で優勝しており、リーグ戦でも1月16日時点で3位の強豪チーム。オスマニー・ユアントレーナ(イタリア)など故障で不在の選手もいたが、それでもコート上にはイヴァン・ザイツェフ(イタリア)、リカルド・ソウザ(ルカレリ/ブラジル)、ルチアノ・デセッコ(アルゼンチン)、ロベルランディ・シモン(キューバ)ら各国代表チームの主力を務める選手たちが揃っていた。

 

 第1セット、ミラノは19-19の場面でブロックのこぼれ球をセッターのパオロ・ポッロ(イタリア)がつなぎ、石川がオーバーハンドでセット、これをジャン・パトリ(フランス)が決めて逆転に成功する。その後、トーマス・ジェスキー(アメリカ)のサービスエースなどでリードを広げセットを先取。第2セットは序盤からリードされ、流れを引き寄せられずに奪われてたが、第3セットは序盤に石川のバックアタック、パトリのサービスエースなどで作ったリードを保って奪い返す。第4セット、ミラノは7-10とリードを許すも、マッテオ・ピアノ(イタリア)のクイックやバルテレミ・シネニエズのブロックなどで食らいつく。終盤にはピアノがサービスエースを決めて19-18と逆転。さらに20-19から石川がルカレリのスパイクを1枚ブロックでシャットアウトしリードを広げる。しかし粘るルーベに23-23の同点に追いつかれジュースに突入したが、ミラノは5度目のマッチポイントでジェスキーのバックアタックが決まり、コート上に歓喜の輪が広がった。

 

 石川はサーブレシーブ返球率58%(内Aパス17%)を記録。攻撃面でもサーブレシーブで崩された体勢から素早くスパイク動作に移るなど、高い攻撃参加意識を見せ、9得点をあげて役割を全うした。

 

石川祐希コメント

「今日は、僕自身のプレーそんなによくなかったですが、それでもみんなに助けられて準決勝に進出できました。コッパ・イタリアの準決勝進出ができたことで、一つ大きくステップアップできたと思いますし、この先のシーズンに大きくつながる勝利だったと思います」

 

 次戦、ミラノは現地時間1月22(土)20:30【日本時間23日(日)4:30】から、イタリア・セリエAレギュラーラウンドのホームゲームでモデナと戦う。

 

勝利を喜ぶ石川とチームメイト【©️Lega Pallavolo Serie A】

 

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