gv-logo

春高2025

[ロシア21/22]第13節 オレンブルクはモスクワに食らいつくも前半戦全敗

  • 海外
  • 2022.01.19

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22レギュラーシーズン前半戦最後の開幕週となる第13節が行われました。

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■意地のセット先取も、オレンブルクは逆転負けで開幕13連敗

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第13節》オレンブルク 1-3 モスクワ

(33-31,21-25,11-25,14-25)

(現地1/16)

 昨季はスーパーリーグ昇格1年目ながらレギュラーシーズンで6勝をあげるなど健闘したオレンブルク。だが、2年目のジンクスというべきか、今季は開幕から黒星が続く。前半戦全敗は避けたいところだが、今節は前年度王者モスクワをホームに迎えての一戦となった。

 

<モスクワ(写真コート奥)の厚い壁に立ち向かった>

 

 その第1セットはOHセルゲイ・ニキチン(ロシア)を中心に得点を重ねる一方、計5本のブロックポイントをあげるなどジュースを制して、先取に成功したオレンブルク。続く第2セットは序盤にリードを許して落としたが、強敵を相手に食らいついてみせる。だが、ここまでだった。第3セット以降はモスクワのサーブに崩され思うように攻撃を繰り出せず、計6本のブロックシャットを浴びるなど、11点しか取れない。息切れしたチームは第4セットもなされるがまま終わった。

 

<サーブレシーブ返球率49%(29本中)でチームをけん引した⑭マクシメンコ>

 

 試合後、オレンブルクのウラジミル・ビルコフ監督は「いいムードだったし、選手たちは立ち向かってみせた。けれども第2セットのスタートで失敗したのが痛かった」とコメント。前半戦13試合で未勝利という結果に、リベロのマキシム・マクシメンコ(ロシア)は「リードしても自信がなく、それが今足りない部分だ」と表情に影を落としたが、「応援してくれたファンの支えを感じた」と感謝した。

 

*****

 

◆《第13節》ニジニ・ノヴゴロド 3-1 ウレンゴイ

(25-17,18-25,25-23,26-24)

(現地1/14)

 ホームのニジニ・ノヴゴロドはOPレオ・アンドリッチ(クロアチア)の最多24得点を筆頭に、Sデニッス・ペトロフ(ラトビア)を除く5選手が2桁得点をマーク。競り合いを制し、連敗を3でストップさせた。キャプテンのMBビクトル・ニコネンコ(ロシア)は「サーブで攻めたことで、相手のミスを誘えた」と勝因を振り返った。

<満遍なくトスを散らしたペトロフ(写真コート奥中央)>

 

++++

◆《第13節》サンクトペテルブルク 3-0 スルグト

(22-25,25-18,25-17,25-19)

(現地1/15)

 スルグトに1本もサービスエースを許さず、堅実なサーブレシーブから自在に攻撃を展開したサンクトペテルブルク。OHエゴール・クリュカ(ロシア)が24得点、OHティネ・ウルナウト(スロベニア)が17得点と続いて逆転勝利、6連勝で後半戦へ。

<今夏、自国開催の世界選手権へクリュカ(写真右端)はギアを上げている>

 

++++

◆《第13節》ケメロヴォ 3-0 クラスノヤルスク

(25-23,25-18,25-23)

(現地1/15)

 計5本のブロックポイントをあげて第1セットを先取したケメロヴォは勢いそのままにストレート勝ち。スルグトはOHトドル・スクリモフ(ブルガリア)やMBユーリ・ブラジュニク(ロシア)ら主力選手がケガのためベンチに控える中、OPキリル・クレツ(ロシア)が両チーム通して最多25得点と奮闘したが3連敗を喫している。

<⑬クレツの奮闘も、ケメロヴォ(写真コート奥)の前に屈した>

 

++++

◆《第13節》カザン 3-0 ニジネヴァルトフスク

(25-19,25-20,25-20)

(現地1/15)

 ホームのカザンはOHドミトリー・ボルコフ(ロシア)が4本のブロックポイントを含むチーム最多17得点、OPマキシム・ミハイロフ(ロシア)が3本のブロックポイントに3本のサービスエースを含む12得点をあげて7連勝。今節でトスを上げたSロマン・ポロシン(ロシア)は「ブロックを起点に、自分たちのバレーを展開することができた」と試合を振り返った。

<カザンの⑬MBアレクセイ・コノノフ(ロシア)と⑮ボルコフのブロック>

 

++++

◆《第13節》レニングラードvs.ノヴォシビルスク/ウファvs.ベルゴロド

…現地4月14日に延期

 

ロシア・スーパーリーグ男子 レギュラーシーズン

==順位表/第13節終了時点==

1 カザン 121(勝ち点37)-

2 ノヴォシビルスク 111(勝ち点33)-

3 モスクワ 112(勝ち点29)-

4 サンクトペテルブルク 103(勝ち点28)-

5 レニングラード 84(勝ち点22)-

6 ケメロヴォ 76(勝ち点21)-

7 ニジニ・ノヴゴロド 67(勝ち点19)▲

8 ベルゴロド 57(勝ち点19)▼

9 ニジネヴァルトフスク 58(勝ち点15)-

10 スルグト 58(勝ち点14)-

11 クラスノヤルスク 410(勝ち点11)-

12 ウレンゴイ 410(勝ち点10)-

13 ウファ 210(勝ち点8)-

14 オレンブルク 0勝13敗(勝ち点4)-

※勝敗(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn