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[イタリア21/22]第19節 ビーボ・ヴァレンティアの西田有志がバースデーMVP

VOLLEY PALLAVOLO. CONSAR RCM RAVENNA - CALLIPO VIBO VALENTIA.

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2021/22シーズン第19節(後半第6節)が実施され、日本が誇るサウスポーエースがやってくれました!!

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

自身22歳の誕生日に今季最高のパフォーマンス。西田が28得点の大暴れ

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第19節》ビーボ・ヴァレンティア 3-1 ラヴェンナ

(25-21,25-19,23-25,25-22)

(現地1/30)

 千両役者とは、まさにこのことだ。今季、自身初の海外挑戦としてセリエAのビーボ・ヴァレンティアに入団したOP西田有志(日本)。ケガによる戦線離脱はあったものの、年明けから本格的に復帰すると、今節で最高級のパフォーマンスを披露した。

<完全復活という言葉がふさわしい、この日の西田(写真左)>

 

 敵地に乗り込んでの一戦は、第3セットこそ競り負けたものの、ビーボ・ヴァレンティアは4選手が2桁得点をマークして勝利を収める。中でも光ったのが西田だった。アタック決定率60%(43本中)、何より両チーム通して最多28得点は今季の自身最多の数字。この日は自身22歳の誕生日であり、自らの手で祝砲を上げてみせた。試合後、西田は自身のSNSで「MVPもいただき22歳いいスタートを切れてよかったです」と喜びをつづった。

<闘志むき出しに、残りのシーズンを戦っていく>

 

*****

 

◆《第15節》ターラント 3-0 ラヴェンナ

(25-19,25-20,29-27)

(現地1/26)

 ホームのターラントはOPトマッソ・ステファニ(イタリア)とMBアイモネ・アレッティ(イタリア)がともに3本のブロックポイントをマークしてラヴェンナの攻撃をはね返すと同時に、ステファニがチーム最多19得点、OHルイジ・ランダッツォ(イタリア)が17得点と続く。第3セットのジュースを制し、ストレート勝ちを収めた。

<経験豊富な⑥ランダッツォはスーペルリーガ昇格1年目のチームにとって頼もしいかぎり>

 

++++

◆《第19節》ターラント 3-2 パドヴァ

(25-21,25-18,21-25,17-25,15-12)

(現地1/30)

 アウェーのパドヴァはOPリーヌス・べーバー(ドイツ)が6本のサービスエースを含む26得点の奮闘。第2、第3セット開始時から選手を大幅に入れ替えながらフルセットに持ち込んだが、あと一歩及ばず。最多6本のブロックポイントをマークしたMBガブリエレ・ディマルティーノ(イタリア)を含めて4選手が2桁得点をあげたターラントが接戦を制し、今季初の連勝をあげた。

<パドヴァは第3セットから⑦Sフランチェスコ・ゾッペラーリ(イタリア)がタクトを振ったが勝利ならず>

 

++++

◆《第15節》ミラノ 3-0 モンツァ

(25-22,25-16,25-22)

(現地1/26)

 この日の主役はミラノのOH石川祐希(日本)。チームで唯一の2桁得点となる13得点をあげたほか、サーブレシーブ返球率は62%(13本中)と攻守で高いパフォーマンスを発揮。モンツァとの“ロンバルディア・ダービー”を制する立役者となり、今季初MVPに輝いた。

<石川は今季自身初のMVP(©︎Lega Pallavolo Serie A)>

 

++++

◆《第19節》ペルージャ 3-1 ミラノ

(25-21,25-19,23-25,25-20)

(現地1/30)

 今節を前に4連勝と波に乗るミラノに、待ったをかけたのは首位のペルージャ。第3セットこそ計4本のサービスエースを奪いながらも落としたが、終わってみれば攻守で上回る。両チーム通して最多4本のサービスエースを含む23得点のOHウィルフレド・レオン(ポーランド)に続いて、20得点をあげたOHマシュー・アンダーソン(アメリカ)が試合のMVPに選出された。

<世界で指折りのスコアラー、アンダーソン(写真右端)>

 

++++

◆《第19節》トレンティーノ 3-1 モンツァ

(23-25,25-13,25-21,25-20)

(現地1/30)

 ホームのモンツァはMBトーマス・ベレッタ(イタリア)が5本のブロックポイント、OPウラド・ダビスキバ(ベラルーシ)が最多18得点、OHドノバン・ジャボロノク(イタリア)が15得点と続く。だが、攻撃枚数は相手のほうが上。OPダニエレ・ラビア(イタリア)の20得点を筆頭に3選手が2桁得点をあげたトレンティーノが4連勝とした。

<モンツァ(写真コート奥)は今季最長の3連敗。OPジェルジ・グロゼル(ドイツ)の離脱が響いている>

 

++++

《第16節》ヴェローナ 3-1 チステルナ

(23-25,25-20,25-23,25-21)

(現地1/29)

 第1セットを先取されたヴェローナは第2セットだけで計5本のブロックポイント、計3本のサービスエースをマークし、反撃開始。OHロク・モジッチ(スロベニア)が4本のブロックポイントを含むチーム最多23得点、OHアスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア)が15得点と続き、逆転勝利に成功した。

<ヴェローナ(写真コート奥)は今季初の連勝>

 

++++

《第19節》モデナvs.ルーベ

…現地3月5日にモデナのホームで実施予定

◆《第19節》チステルナvs.ピアチェンツァ

…現地2月9日にチステルナのホームで実施予定

◆《第19節》休息チーム:ヴェローナ

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第19節終了時点==

1 ペルージャ 142(勝ち点44)-

2 ルーベ 123(勝ち点37)-

3 トレンティーノ 124(勝ち点37)-

4 モデナ 123(勝ち点33)-

5 ミラノ 97(勝ち点26)▲

6 ピアチェンツァ 88(勝ち点25)▼

7 モンツァ 810(勝ち点22)-

8 ターラント 611(勝ち点20)▲

9 ヴェローナ 710(勝ち点19)▲

10 パドヴァ 79(勝ち点16)▼

11 チステルナ 511(勝ち点17)-

12 ビーボ・ヴァレンティア 411(勝ち点12)-

13 ラヴェンナ 0勝15敗(勝ち点2)-

※勝敗数(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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